「食べてはいけない添加物 食べてもいい添加物」(大和書房)を書店で手にしてしまいましたっ!著者は、科学ジャーナリストの渡辺雄二さん。食品添加物関連の沢山の著書の他、共著の「買ってはいけない」や、新刊の「ヤマザキパンはなぜカビないか」(緑風出版)など、ちょっと過激なタイトルに、ついつい興味をそそられてしまいます。
特に、身近な食品に含まれる食品添加物ですから、わが身に降りかかってくる問題です。知っておかなければ、危険に晒されてしまう事があるかもしれません。そこで、勿論、番組への出演をお願い致しました!!
平成20年7月4日現在、厚生労働省が認めた食品添加物には、合成添加物:377、天然添加物:419の、計796品目があります。(この数字は、これからも増えていく筈・・・)何という数なのでしょうか!?
この中には、発癌物質である可能性が懸念されているものもあれば、体内に入った後で他の物質と化合して発癌性物質になるといわれているもの、食品添加物同士が化合して毒性を持つ物質に変化するものなど、まだまだ検証の余地のある物が沢山含まれています。
ところが、こうした食品添加物の安全性の確認は、主にマウス・ラットといった動物実験で行なわれています。人間の体は、とても複雑です。ラットやマウスから解るのは、癌と臓器異常・・・デリケートなホルモンや免疫系の乱れ、不快感、痺れ等といった症状については、証明することは出来ません。
又、796品目もの食品添加物が一度に複数使われた場合のリスクなんて・・・2種類だとしても796×795÷2、3種類だとすると796×795×794÷3・・・う~ん、いちいち調べてくれるとは思えませんっ!あの、厚生労働省がっ!!!
国は、食品添加物は認可していますが、それらが含まれた食品自体について保証しているわけではないのです。
「食べてはいけない添加物 食べてもいい添加物」では、様々な加工食品に含まれる食品添加物の安全性について、とても具体的に解説されています。気になる食品添加物について調べる早わかりリストのページも有難いっ!!是非、食品添加物の参考書として、お奨め致します。
ただ、ページをめくる度に、「え~ぇ!?これもダメなのぉ~??」「うわぁ~、あれは良く買ってるんだけどぉ・・・」なんていう皆さんの声が、聞こえてくるような気がするんですが・・・・。