「テンペのおいしいレシピ」 (法研) という本をお書きになったのは、管理栄養士の沖五月さん。統合医療ビレッジを始めとする病院での栄養指導や、講演、食品開発・レシピ開発など、多岐にわたる活動をなさっています。
テンペって??とおっしゃる方も、まだまだ多いかもしれませんね。テンペというのは、400~500年も前からインドネシアで食べられている発酵食品なのだそうです。納豆ほど分解が進んでいないので、大豆本来の味がする、仄かな発酵臭のある植物性たんぱく質の豊富な食材です。
このテンペを肉団子やハンバーグに加えて、お肉を半分の量にすることも可能です。大抵の場合バレないほど、食感もお肉に似ているようです。
油で揚げて両面をこんがり焼いたり、ご飯に炊き込んでも美味しいそうです。それにしても、世界中で発酵食品が食べられているんですね。
中でも、日本は発酵食品が充実しています。納豆、味噌、醤油、漬物・・・。こうした発酵食品が身体に良いと言われるのは、どうしてなのでしょうか?沖さんに、解説していただきました。
私達の体の中には、腸内細菌が住んでいます。この腸内細菌、人によって持っている菌が違うのだそうです。ですから、自分の菌と違う種類をせっせと体の中に運んでも、腸内環境は充実しません。自分の持っている菌を増やさなければ意味が無いのです。
そこで、発酵食品の登場です。発酵食品が持っている菌は、例え加熱調理して死んでしまっても、体の中の善玉菌のエサになります。要するに、発酵食品を食べることによって、自分の善玉菌を増やすことが出来るのです。
一方、悪玉菌のエサになるのは、お肉などの動物性たんぱく質。分解しきれない、つまり食べ過ぎた動物性たんぱく質が、悪玉菌を増やしてしまうのです。
こうして考えて見ますと、良質の発酵食品を選ぶ目を養わなければなりませんね。こんなに重要な役目をするんです。本物の発酵食品でなければ、効果は期待できません。発酵させる手間を省いたものではなく、長時間熟成発酵させた本物の醤油や味噌を選びましょう。
沖さんが食品開発したものの中に、テンペ入りの中華まんじゅうや、亜麻仁油ドレッシングがあります。身体に今すぐ必要な栄養素が手軽に摂れる、しかも美味しい食品となれば、興味津々!!
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