東京・吉祥寺でマクロビオティックの教室「オーガニックベース」やカフェ「ベースカフェ」を主宰していらっしゃるマクロビオティックインストラクターの奥津典子さん。何を隠そう、私は吉祥寺の本屋さんで手にした本、「オーガニックベース マクロビオティックと暮らす」(奥津典子著 ビジネス社)がきっかけで奥津さんを知りました。本を半分も読まない内に、取材のアポを取って~と、ディレクターに電話していたのです。
この本には、読み応えたっぷりのマクロビ情報がいっぱい!!かといって、決して、こ難しい理論が長々と書かれているわけではなく・・・(正直に申します。マクロビオティックって妙に難しそうで、理屈っぽい人がハマるものっていう先入観を持っていたものですから・・・ごめんなさい、謝ります。ペコリ)・・折に触れて必要な情報を確認するべく、傍に置いておきたい一冊になりました。
さて、取材で奥津典子さんに伺ったことの一つが、マクロビオティックには制限が多そう!食べない物とその理由について。
ところが、制限や戒律があるのではなく、玄米菜食を基本とした生活をしていると食べたくなくなる物があるのだとか。胃腸に負担が掛かったり、体調を崩したり、苛々する・・・以前はストレスや体質のせいにしていたものが、実は食べ物のせいだったと解ってくると、自然に食べたくなくなるというのです。制限されているわけではなかったんですね。
例えば、お肉や牛乳、卵などの動物性のものは、体に溜まる脂肪分が多い。これを溶かす為に本能的にお酒が欲しくなる、又、火照るので体を冷やす砂糖やジュースが欲しくなる・・・。ホルモンのバランスも乱れる・・・。
野菜なら何でも大歓迎というのではなく、そもそも熱帯原産の野菜や果物は、体を冷やしてしまう。ジャガイモもその一つで、胃腸に負担が掛かったり、頭がボ~ッとしたり、鼻が詰まりやすくなったり・・・。
食べた後に、こんな症状に見舞われて後悔するうちに、やがて食べなくなるというのが実情なのだそうです。・・・なるほど~!!
マクロビオティックで育った子供は穏やかで夜泣きしない、安定しているので転ばない、便がべとつかないので布オムツでも快適だし洗濯もラク。
介護の必要なお年寄りにも、マクロビオティックをお薦めしたいと奥津さんは言います。栄養面は勿論のこと、オムツも布オムツの方が肌に優しいですし、介護者の負担も軽くなりそうです。
オーガニックベースに通ってくる生徒さんが、どんどん綺麗になって来るそうです。皮膚のべとつきが無くなり、シミが取れ、プックリしていた鼻がすっきり、唇のあれが無くなって、むくみも無い・・・・う・羨ましい限りです!!
厳密になんて無理だけど、やれることからやってみる!こだわるべきところと弛めるところを作る、昨日は体に良くないと知っている物を食べちゃったけど今日は玄米菜食・・・そんなアプローチで良さそうです。奥津さんが語るマクロビオティック、とてもソフトでとても魅力的でした。
オーガニックベースのホームページ
http://www.organic-base.com