皆さんは、「まだ、肉を食べているのですか」という、この過激なタイトルの本を読んだことがありますか?健康というカテゴリーからも、地球環境というカテゴリーからも、肉を食べるという事がどんなに我々に負担を与えているかという事が、ゾォ~ッとするほど解る本です。
この本の翻訳者が、船瀬俊介氏です。恐ろしいけど(あっ、船瀬さんがという訳ではなく、話の内容がという事ですよ、念の為)、聞かない訳には参りません。快く電話取材に応じてくださいましたが、1時間ほどの間に繰り出される、驚くべき話題の数々・・・

ベジタリアンに比べて、お肉を常食している人は、心臓病・脳卒中・大腸がん・乳がん・糖尿病のリスクが何倍も高いと言われているそうです。中でも心臓病や脳卒中に至っては10倍と言いますから驚きます。

又、更にビックリすることに、牛肉を生産することによって地球の環境破壊が進んでいるというのです。現在、地球上には12億頭の牛が飼われているそうです。勿論、全てとは言いませんが、人間が食べる為に必要としているからです。その牛、1頭が600キロになるまでに6トンの草を食べる…牛の蹄が表土を荒らす…牧場を開拓するために林が開墾される…つまり、人間が牛肉を食べることによって地球の砂漠化が進むというのです!

ハンバーガーコネクションという言葉があるそうです。ハンバーガーに挟まれている70グラムのパテ1枚を生産するために、6畳分の熱帯雨林が消滅している計算になる事を指している言葉だとか。

又、穀物を牛に餌として食べさせると、1人分の牛肉で32人分の穀物が必要になるとも…もしかすると、皆が、肉食を止めたり、控えたりすれば、地球上の飢餓の問題が解決できるかもしれないし、環境を取り戻せるかもしれない、生活習慣病からの危険も回避できるかもしれないのです。

お肉を食べるという事が、こんなに様々な問題を含んでいるとは、本当に驚いてしまいます。確かに、お肉は美味しい!でも、時々食べるから更に美味しい!!私は、そんな風な食生活に切り替えることにしました。その内、お肉がなくても物足りないとは思わなくなってくる、そんな予感もあります。他にも沢山出ている船瀬さんの本、是非、読んでみて下さい。


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