ある日、お目当ての本を買って出ようとした本屋さんで、どうしても気になるタイトルが目に飛び込んできました。お会計も済ませたし、又にしようと思うのですが、出口の方に体が動きません。とうとう堪らず、手にとって見ました。「自殺する種子アグロバイオ企業が食を支配する」(平凡社新書)・・・番組では既に何度もお世話になった、安田節子さんの本ではありませんか!!お声は優しいのに、遺伝子組み換え食品やクローン牛について、怖ぁ~いお話を聞かせてくださる、あの安田節子さんです。・・・もう一度、レジに向かったのは言うまでもありません。

もちろん直ぐに、取材のお願いをしました。今回も、快く番組にご協力いただきました。
早速伺いました。自殺する種子って、やっぱり、種が自分で死んじゃうって事ですか?

安田さんのお話は、こうでした。

毒性たんぱくを作り出す遺伝子を他の生物から取り出し、種子に組み込むと、2回目の発芽時に種子を死滅させてしまうというのが、ターミネーター技術!ただ、種会社が種子を量産できなくては困るので、毒素遺伝子が働かないようにブロックが挿入してあるというのです。
ところが、農家に売る種子は、ある抗生物質の薬剤に浸けて、そのブロックが外されています。つまり、自殺機能が働いて、2世代目の種子には毒が生成され発芽しないのです。この怖ろしい技術は、「ターミネイト・おしまいにする」という言葉から、ターミネーター技術と呼ばれる様になりました。

世界中の大手の種会社が、この技術を完成させています。さすがに今のところ、食用植物にはこの技術の投入が許可されていませんが、アメリカでは綿花のみ許可されています。

種を毎年買わせる為には、次世代の種が目を出さなければ良い・・・人間が生きていく為に必要な食物、どんな時代になろうと必要な食物の種を支配すれば、恒久的な利益をもたらすという事なのでしょうか??地球規模で種子の支配、畑の支配、食料の支配を狙っている企業があるのです。

これらの技術には、知的財産権、特許などの利権が複雑に絡んでいます。今や、遺伝子そのものにも特許が認められるようになったのです。一般種子にも、特長のある遺伝子を見つけて特許化すれば、その植物そのものの独占権が認められるというのです。そうなると、伝統的に作り育ててきた作物の為に、莫大な特許料を払わなければならなくなるといった事態が生まれています。

何だか人間は、とんでもない方向に歩き出しているような気がしてなりません。
安田節子さんの「自殺する種子」という著書には、グローバル企業によって脅かされつつある食の安全への警鐘が鳴り響いています。
鶏肉も卵も鳥インフルエンザも野菜も穀物も・・・私達の想像を超える危機的状況にあるということが書かれています。是非、読んでみてください。
ちょっと、絶望的な気持ちになってしまうかもしれないけれど、でも、未だ間に合う!!消費者一人一人が、嫌なものを嫌だと拒否すれば良いのですから。グローバル企業なんか怖くないっ!

 


 

あっという間に日々が過ぎていきます。7月が、本来どのような季節であったのか、遠い子供の頃の夏休み帳にこんなにも雨のマークを書き入れたかしらと、記憶の糸を手繰ってみる事が多くなりました。
すっきりとしない空模様が続いた今月、突然の訃報に愕然としました。以来、気持ちが晴れません。

気功の巌美稚子先生が、お亡くなりになりました。
優しい京都の言葉と、お話される度に笑顔の周りでサラサラとゆれる黒髪、まさにご自身が指導される気功の様に、巌先生の周りでは本当に緩やかに時間が流れていました。そう、こうして想いを馳せるだけで、穏やかに心が調整されていくのは、巌先生のお人柄・・・。

個人的に、気功の教室に通っていた時期がありました。とても熱心とは言えない私が、番組への出演をお願いした時も、とても快く引き受けてくださいました。ラジオ番組「健康なんでも相談」の初期の頃、気功のコーナーがあったのを覚えていらっしゃる方もおいででしょうか!?「いきいき気功ライフ」という番組もやらせていただきました。
テレビと違って、動きを見ていただくことが出来ない、言葉で表現しなければならないという難しさに、巌先生は私などにも意見を求めて下さる、それはそれは驕りの欠片も無い方でした。

元々、薬剤師でいらっしゃった巌先生が、化学薬品だけで健康を取り戻すことが出来るのか、健康を維持することが出来るのかと疑問を持ち始めた頃の気功との出会いが物凄く運命的で、そのエピソードを伺った時に、この方は選ばれた方なのだなぁと感じたことが今更のように思い出されます。なんせ、中国の偉い気功の先生を迎えて行なわれた行事に、間違って入り込んだだけでなく、来賓席に座らされてしまったのが事の始まりで、更にいくつかの偶然が重なって気功の道に入ったというのですから・・・。

皆の健康を願って忙しく身を投じていらした巌先生、ご自身の健康を気遣う暇があるなら誰かの為に!!と活動していらしたに違いありません。

皆さんの胸に、そして私の胸に、巌先生と過ごした時間が宝物となって刻まれています。
巌美稚子先生、どうぞ安らかにお眠りください。

 


 

何処の本屋さんでも平積みしてある「毒を出す食 ためる食 食べてカラダをキレイにする40の法則」(PHP研究所)、売れているに違いありません。人気のデトックス本なのかと思っていました。
ところが、手にとってみると、インドのアーユルヴェーダに基づく食の知識が紹介されている本ではありませんか!?正直、アーユルヴェーダというのは、ごま油を垂らしてマッサージするインドの健康法~くらいの貧困な知識しか持っていなかったので、早速、著者であり、医学博士であり、マハリシ・アーユルヴェーダ認定医でいらっしゃる蓮村誠先生にお話を伺うことに致しましたっ!

アーユルヴェーダというのは、数千年間継承され続けてきたインド発祥の医学・・・WHOも認める予防医学の一つだそうです。もともと、生命・寿命という言葉と科学・知識という言葉で成り立つアーユルヴェーダ、人々が幸福で健康に生きる知識と技術の宝庫だと言われています。その内容は、医療、食は勿論、生活習慣や物事の考え方に至るまで、心と健康に関するあらゆる知識が織り込まれているようです。

アーユルヴェーダでは、先ず、人の心や体のエネルギーを3つに分類しています。風に象徴されるバータは、軽くて良く動く、冷たくて乾燥しているエネルギー。火に象徴されるピッタは、熱く鋭く刺激的なエネルギー。水や土に例えられるカパは、冷たく重く、湿っていて安定しているエネルギー。
誰もが、この3つの要素をそれぞれのバランスで持っているのだそうですが、そのそれぞれのバランスというのが最も大事なのだそうです。つまり、どの要素が多いのが良いとか悪いとかいうものではなく、人によって違う本来のその人のバランス(体質)が整っている時こそが健康だというわけです。

人の活動の様式は、体格、心の状況、体質によって概ね決まる筈。しかし、多様化した現代社会では、個々の本来の体質を外れて様々な要素が求められるので、何処かに無理をした状態で人々はガンバリます。本来の自分よりずれていると、具合の悪さに繋がっていくことになるのです。まさに、オリジナルな自分がベスト!!バランスが崩れていると、当然、整えなければなりません。

そこで、先ずは、自分がどんなバランスの持ち主なのかを知らなければなりません。そして、今の状況がバランスを崩しているのか、どのエネルギーが足りないのか多すぎるのかを知ることが必要です。
実は、蓮村先生の「毒を出す食 ためる食」、それから8月に出版される「毒を出す生活 ためる生活」【エヘへ・・・出版に先駆けて原稿を読ませて頂いてしまいましたっ!自慢っ!!】の巻末には、自分で簡単に判断できるチェックシートがあります。
これで、自分の状況を確認してから、生活習慣や食の注意事項を守っていけば良いのです。

「毒を出す食 ためる食」には、これまでの食の常識を覆されることも多く書かれています。日本の伝統食、納豆でさえNG!でも、これは全く食べるなということではなく、カパ(重く、安定したエネルギー)の性質を多く含むネバネバ食品は、体の中に様々な物が溜まっていくタイプの病気になりやすい。だから、アレルギーの方は、控えめに!ということなのだそうです。
今話題の牛乳も、アーユルヴェーダでは、免疫力を高める良い食品と言われています。ただし、ごはんの時に飲むと弊害が大きいので、空腹時に温めて飲むことを奨励しています。

このように、自分の持って生まれたエネルギーのバランス(体質)を知って、食べる物の種類、食べるタイミング、食べ方にこだわる・・・とても大事なことなのだと感じました。生活習慣も然りです!
勿論、他国の知恵と技術が、全てそのまま日本人に当てはまるとは限らないでしょう。でも、アーユルヴェーダの心と体へのアプローチに、溢れるほどのヒントを感じ取れることは間違いありません!

最後に、食だけでなく、アーユルヴェーダに興味をお持ちの方は、これから出版される「毒を出す生活 ためる生活」の方を先に読んだ方が良いかもしれません!

蓮村誠先生の診療が受けられる
マハリシ南青山プライムクリニックのホームページ
http://www.hoyurishikai.com/


 

皆さんは、医師の診断や治療に対する説明に疑問を持ったり、検査費用や医療費に不満を感じたことはありませんか?
つい最近、ある検査を受けた知人が、入院していないにも拘らず、入院費と差額ベット代金まで支払って帰ってきたという出来事がありました。彼は、納得できないでいるにも拘らず、今後のことを考えて医師と気まずくなるのは嫌だから、病院に掛け合うことは出来ないと弱腰です。

こんなモヤモヤを抱えていたからでしょうか?書店で導かれるように手にしたのが、「『病気の値段』の怖い話」(講談社+α新書)・・・著者は、有村英明さんです。自分の身を守るのは自分、病気と向き合うために、どんな医師やどんな病院を選ぶべきなのか、様々なヒントが散りばめられています。
勿論、番組に登場いただきたいッ!早速、取材を申し込みました。

有村さんは、1999年に三男の勇貴君の心臓移植手術の為に渡米。しかし、残念ながら、ドナーが現れず勇貴君は亡くなってしまいます。
条件さえ揃えば助かる可能性があるのに、日本国内では、小さい子供の臓器移植については、その手立ても無い。日米の医療現場で、患者の家族として、思うこと感じたことは、私達の想像をはるかに超えるものであったに違いありません。
有村さんは、2000年にNPO法人「日本移植支援協会」を立ち上げたり、医療コンサルタントとして医療モール設立に尽力するなど、幅広い活動を展開していらっしゃいます。

さて、有村さんにダイレクトに伺ってみました!
「医師の能力に優劣はありますか????」
「ううぅ~ん、言い辛いけど・・・・ありますっ!!!」
「やっぱり!??」

著書にも書かれていますが、高い学歴を持つ医師は、やはり相当勉強しているそうです。
例えば、偏差値の高い東大医学部の学生は、国家試験のギリギリまで大学内の専門科目の試験があり、幅広い勉強を強いられています。しかし、偏差値の低い大学の医学部では、丸々1年間をかけて国家試験対策に充てるとか。
結果、大きく偏差値の違う大学の国家試験の合格率は、概ね80%でどちらも変わらないというのです。医学を広く深く学ぶことを目的として勉強するのか、国家試験に合格するためだけに勉強するのか・・・。
もしも、良い病院や信頼できる医師の当てがないならば、知識と思考力が必要な内科医にかかる際には、偏差値の高い大学出身というのが目安になりうるという訳です。

勿論、例外はあります。ハイレベルな大学出身者でも努力を惜しむ医師はいるでしょうし、低い偏差値の大学出身者でも高い見識や技術の持ち主は沢山います。
又、人間性は偏差値には関係ありません。医師としての立ち位置や患者との相性も大事な大事なポイントです。

この他、儲け主義に走った病院が、無用な検査を行なったり、薬を多く処方したり・・・患者の立場で知っておきたいことが満載のこの本、悪い病院を見つけ出すためではなく、自分にとって良い病院を見つけるための参考書にしたいと思います。
皆さんも、是非、一度読んでみてください。

 

 


 

 

山梨医科大学名誉教授・佐藤章夫さんの発信する 「ヒトに、牛の子供が育つためのミルクは必要ない!」という数々の情報は、本当に緻密に解説されていて、私達にとってとても重大なメッセージが含まれています。

昨年(2008年)の秋に、佐藤章夫さん翻訳の「乳がんと牛乳 がん細胞はなぜ消えたのか」という本が、径(こみち)書房から出版されました。気にならないはずも無く、取材のお願いをしたのですが、残念ながら、佐藤章夫さんはマスコミに登場することがお好きではないようで、出版社の方から丁寧なお断りのメッセージを頂きました。その中には、「酪農家の方々のことを考えると胸が痛みますが、牛乳の害というのは少しずつ浸透してきているようですね。」という表現がありました。

このような経緯で、佐藤さんの出演は叶わなかったのですが、私が本の内容を紹介するという形で番組で取り上げさせていただきました。
以下、ここでも本の内容をご紹介していきたいと思います。

先ず、この本の著者は、ジェイン・プラント博士。インペリアル大学の応用地球科学の教授です。彼女は、1987年42歳の時に左乳房にエンドウ豆ほどの硬いしこりを見つけます。乳癌との戦いの始まりです。
乳房切除手術、放射線治療、抗がん剤治療・・・典型的な治療を受け、科学者らしい探求とアプローチを続けますが、結果、プラント博士は、5年間で4回の転移に見舞われたのです。5つ目のガンは、リンパ節に飛び火、鎖骨上にゆで卵の半分くらいの硬い塊となって現れたといいます。

絶望の淵に立たされながらも、探求を止めなかった彼女は、アジアの女性に乳癌が極めて少ないことに思い当たります。特に中国では乳がん患者は非常に少ない、少し前まで日本人の乳がん患者も少なかったのに今では急増している・・・何故??中国人は牛乳を飲まない(ただし、現在、政府が牛乳を奨励。日本人が辿ってきた道です。)、乳製品の摂取が増えた日本では乳がん患者も増えてきている・・・

彼女が乳製品を完全に断った理由が、とても詳しく述べられています。その中に一つに、牛乳の中に含まれるある因子によって乳がんや前立腺がんのがん細胞の増殖が促されてしまうということがあります。又、牛乳やアイスクリームなどの乳製品だけでなく、乳牛肉の加工食品であるソーセージやハンバーガーなどの問題が大きいというのです。
ちなみに、佐藤章夫さんの注釈によると、2008年4月に、厚生労働省の研究班が、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を取り過ぎると前立腺がんになるリスクが上がる可能性があるという調査結果を出したことが、新聞に記載されたようです。・・・物凄く回りくどい表現ですが・・・。

その他、本の中には、抗がん剤治療中は、メロンなどで葉酸を補給すると、副作用が軽くなるとか、反対に、柑橘類やトマト、ほうれん草など、クエン酸やしゅう酸を多く含む食品を避けた方が、膀胱炎や関節炎の併発を防げるといったアドバイスも書かれています。

乳製品を断ってから、あれ程しつこかった彼女の乳がんは一度も再発していないそうです。
この本は、英国での初版が2000年。8年かかって16ヵ国目にやっと日本で出版されたようです。乳がんや前立腺がんの対策だけでなく、予防についての指標もいっぱいです。是非、読んでみてください。

常に妊娠させられた乳牛から絞られる牛乳が特に害になるのであれば、高価でも良いから、本当に良質な乳製品を時々楽しむ至極の嗜好品とすれば、私達の直面している問題が少しは片付かないでしょうか?
酪農家の方々のご苦労を思えば、確かに胸は痛みます。


 

東京都港区芝にあります健康外来サロン、以前から気になっておりました!健康外来・・・しかも、サロン。ディレクターを通して取材のお願いを致しますと、スタジオから近いということもあり、クリニックに伺うことでトントン拍子に話がまとまりました。

初めて伺う健康外来サロン横倉クリニック!ドアを開けますと、何だかほんのり良い香りがします。音楽も聴こえます。目に飛び込んでくるのは、随分座り心地の良さそうなソファと大きな縫いぐるみのワンちゃんの背中・・・(一瞬、本物かと思ってしまいましたっ。)
黒糖と紅茶が用意してあります。誰でも飲めるようです。いわゆるクリニックの受付は、入って直ぐにはわかりません。少し奥にあるのです。まさに、ゆったりとくつろげるサロンです。

素敵な笑顔で現れた横倉恒雄院長、「ここは、ドアを開けた瞬間から、五感を通じて健康作りが始まっているんだよ。」と、声を掛けてくださいます。なるほど、病院に来たという緊張感はありません。内科、婦人科の患者さんも、健康カウンセリングを求める患者さんも、スッと肩の力が抜けるに違いありません。

横倉先生は、脳の疲労が、生きるためのプログラムを破綻させてしまうと仰います。~こうしなければ!~こうありたい!という理性の負担が大きすぎ、休みたい!食べたい!眠りたい!という本能の部分が、萎縮・抑制されている。これが自律神経の中枢・間脳のコントロールを狂わせているのだと!!
だから、健康を取り戻す為に脳の治療をする!これが健康外来なのだそうです。

とはいえ、脳は重要な臓器ゆえ、ブレーンバリア、つまり、何でもかんでも通してはくれません。薬はナカナカ効かないのです.脳にアプローチできるのは、五感だけ!!脳を治療するには、五感を刺激してやるのが一番だという訳です。
食欲を満たすべく、好きな物を好きなだけ食べるという快食療法。触覚を刺激するヘッドマッサージやスカルプケア。自分が一番好きだと思う香りを嗅ぐアロマ。
脳が治癒すれば、元々生きる為に進化したプログラムが正常に機能しますから、健康に良いもの・生きる為に必要な物だけが好きになり、危険な物は回避する様になるというのです。・・・・なるほどっ!!

詳しくは、横倉先生の著書『メタボ体質は「脳疲労」が原因だった』(徳間書店)、『ハッピースイッチの入れ方』(大和書店)などを是非、読んでみてください。

又、健康外来サロン横倉クリニックのホームページは
http://www.kenkogairai.com/

 


 

昨年、「インフルエンザワクチンは打たないで」(双葉社)の著者・母里啓子(もりひろこ)さんに伺った内容の一部をご紹介した取材記を書きましたが、インフルエンザの動向が気になる季節に入って以来、そのページへのアクセスがグンと増えておりました。
http://report.seiko-masuoka.net/?cid=30645
実は、取材記を読んで、あるコメントが寄せられました。それを受けて回答させて頂いていたのですが、皆さんにも読んで頂きたいなぁと思い、以下に転記する事に致しました。

《頂いたコメント》
インフルエンザ脳症:小4女子児童が死亡 今シーズン県内初–五泉市 /新潟

五泉市の市立小4年の女子児童(10)がインフルエンザ脳症で死亡していたことが5日分かった。同市健康福祉課が明らかにした。県によると、インフルエンザによる死亡は今シーズン初めて。

同市によると、児童は12月28日、高熱で同市内の医療機関を受診。29日にインフルエンザ脳症と診断され、新潟市民病院に入院したが、3日早朝に死亡した。予防接種は受けていなかったという。

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インフルエンザは怖いです。
どうか間違った内容を垂れ流さないでください。
| ニュース | 2009/01/16 3:57 PM |

《聖子がお答えしたコメント》
コメントをありがとうございます。
そもそも、政治や企業に影響されることなく、情報発信できる場にしたいと、このサイトを立ち上げました。様々なご意見があって、当然だと思います。色々なお立場があってしかるべきだと思います。
意見をお聞かせ頂けるのは、とてもありがたいことです。

ちなみに、インフルエンザ脳症について、母里啓子さんは、著書「インフルエンザワクチンは打たないで」の中で次のように触れていらっしゃいます。

「インフルエンザ脳症という言葉のせいで誤解されていますが、感染症に伴う脳症は、インフルエンザにかかったときだけ起こるわけではありません。脳症は、感染症にかかり、高熱が出たあとに引き続いて起こる、インフルエンザとは別の病気です。・・・中略・・・
脳症の原因は、明らかになっていません。
インフルエンザの感染から脳症になった子供の脳を調べると、インフルエンザ・ウイルスが入りこんでいないし、炎症も起こしていません。ですから、インフルエンザが直接の原因ではないということがわかるのです。・・・中略・・・
厚生省では1998年、インフルエンザ脳症についての研究班を作り、脳症についての研究を進めてきました。・・・中略・・・ワクチン自体には脳症を防ぐ効果はない、との結果がはっきり出ました。」

また、母里さんは、インフルエンザ脳症は、日本でのみ特に多いということから、日本で使われてきた一部の解熱剤や抗ウイルス薬の処方に問題があるのかもしれないということに触れていらっしゃいます。

インフルエンザ脳症で亡くなったお子さんや、ご両親に思いを馳せると、同じ子供を持つ身として何とも言葉がありません。
これからも、真摯な気持ちで情報発信していきたいと思います。  (増岡 聖子)

タミフル耐性を持ったウイルスの出現も、タミフル乱用に警鐘を鳴らしていた一部の専門家は予想していました。
新型インフルエンザへの危惧も考え合わせると、先ずは、個々の体力、気力、自己治癒力、免疫力を充実させることが大切なのではないかと思えてきます。今、自分に出来ること、それは、家族の食を整えること!家族の健康を願うこと!とても単純ですが、きっちり務めていこうと思います。

 


 

 「体のどこかが痛かったり、動きにくくなったり・・・これは、使い方に問題があって体が注意を呼びかけている信号の一つ、よく耳を傾けてどうすれば良いのかを考えていきましょうよぉ~!!
身体って凄いんだよぉ~、生きてるって、それだけで凄いんだよぉ~っ!!」

奥谷さんにこの番組でお話を伺うのは、2度目です。よく通る声で、まさにお腹から、安心感と優しさと元気のエネルギーと・・・声だけでなく、言葉と一緒に色んなものが湧き出てくる、そんな最初の印象のままの奥谷さんです。
東京八王子の高尾山(今や癒しのスポットとして大人気の高尾山!)に、からだクリエイト きらくかんを開設したのが1998年、それ以来、まさにその名の通り、身体を気楽にクリエイトする・身体をクリエイトして気を楽にする・・・そんな活動をなさっているのです。

整体師としての活動より、奥谷さんは整体指導をとても大事に考えています。つまり、今痛い所を治しても、根本的な原因へのアプローチが無ければ、又しばらくすると同じ所が痛んでくるのは当たり前。何に対して体がサインを送っているのかを見極めていくことが、本当に痛みを取るコツなのです。まさに、身体の為のカウンセラーの役目も担って下さる。
要は、使い方の間違いを、本人が認識して改善していかなければ、身体は又いつもの悲鳴をあげてしまうことになるという訳です。

目や頭を使うことばかりが多くなった私たち、頭を使うと神経の束である背骨が緊張します。身体を使わなくたって、体のど真ん中が緊張しているので疲労感を覚えるのは当然です。目や頭を休めなければならない人が、いかに多いことでしょう。
日本人は、随分スタイルが良くなりました。でも、大きな骨盤までは変化していません。この骨盤を支えるには、内側の筋肉を鍛える必要があります。でも、トイレ、ちゃぶ台・・・生活様式が変わって、立ったり座ったりの動きが昔に比べて激減しています。その分、筋肉が育っていないのですから、意識して動く必要があります。

如何ですか?奥谷さんのお話は、本当に素直に頷けることばかり。身体がどうなっているのか、季節によっては・・、生活環境によっては・・・自分の身体の捕らえ方のヒントが沢山含まれています。
先ずは、「おきらく整体生活」(ちくま文庫)、「女力は骨盤力」(主婦と生活社)など、奥谷さんの本を読んでみませんか?

からだクリエイト きらくかんのホームページはこちら
http://www.kirakukan.ecnet.jp/12.html

 

 


 

 作家・夏目祭子さんは、とても華奢な、見るからに繊細そうな女性らしい女性!(・・・に見える!)とても、10代のころからダイエット輸入本を手にし、拒食や過食との飽くなき闘いを続けてきた猛者には見えません。(・・・しかも、お肌ツルツルの40代!)

今回、お話を伺った祭子さんは、自らの体験小説「ダイエット破り!」や、ダイエットに逆らって痩せる手ほどき本「ダイエットやめたらヤセちゃった-《アンチダイエット・スリミングの魔法》」の作者です。
ダイエットは、逆方向努力!やればやるほど、痩せにくい体質を作ってしまいます!!そう仰る祭子さんのお話、私が聞かない訳にはいきません。襟を正して伺いましたっ!

食欲を敵と見なしてはいけません。食欲を押さえつけないと暴走するものと考えるのは、止めましょう。
食べる量を減らせば減らすほど、体の恒常性(ホメオスタシス)が働いて、代謝を落とし、エネルギーを使わない身体に作り変えていきます。ちょっとしか入ってこないエネルギーで、身体を維持しようとするわけですね。
又、無理に食事を制限すると、どうしても不満が残り、リバウンドに繋がります。ある日、我慢できなくなって食べ始めると、少しの栄養しか必要としなくなった身体は、脂肪を溜め込んでいく・・・ちょっと怖い連鎖が起こるわけです。

食欲は、体調を整えるメッセンジャーですから、身体の声に耳を傾けましょう。食べたい時に食べる、食べたくない時には食べない!こんな単純なことが、一番大切なポイントなのです。自分の食欲に忠実であれば、バランスの良い体型になる筈なのです。
ただし、他の生理的な欲求を、食欲に置き換えて解釈すると、当然食べ過ぎに繋がります。

祭子さんのお話には、思い当たる部分が沢山ありました。私のスマートな友人達は、皆揃って大食漢ですが、欲しくない時には本当に食べません。私を含めて、ぽっちゃり仲間に限って、お腹いっぱいの時でも「う~ん、苦しいっ。でも、ちょっとお味見・・・」なんて言いながら、ついつい手を出してしまうのです。
目や口が欲しがっているのと、身体が食べたがっているのとでは違うんですよね!?先ずは、そこら辺から調整が必要かもしれません。
でも、食べたいのに、お腹が空いているのに我慢する必要がないのだと太鼓判を押していただけると、嬉しくなってきます。

夏目祭子さんのホームページはこちら・・・
http://www15.ocn.ne.jp/~antidiet/

ブログ「アンチダイエット・スリミングな生活」でも、情報発信されています。

実は、祭子さんは、アンチダイエットだけではなく、性の問題についても情報発信されています。こちらのテーマでも、又、番組でお話を伺えたらなぁ~と、狙っています。・・・その日まで、お楽しみに。

 

 


 

 「朝の食べ過ぎと加熱食は万病の元!!」確かに、この番組を始めて以来、朝食の食べ過ぎを指摘する方は沢山いらっしゃいましたが、加熱食に警鐘を鳴らす方は初めてではないでしょうか?それどころか、生野菜は身体を冷やすから、出来るだけ避けて・・・とばかり思っていましたので、今回の取材も、興味津々で臨みました。

鶴見クリニック院長・鶴見隆史先生は、栄養学を殆ど学ぶ機会の無い西洋医学のお医者様の中では、稀有の存在と言える方かもしれません。何も治せない薬漬けの医療の限界に問題意識を持った事から端を発している、病気と食に関するこだわり・・・。
鶴見先生から伺うこと、一つ一つが心と体に響きます。

例えば・・・、
午前4時からお昼12時までは、排泄の時間。濃厚な毒素が、体の外に排泄されていきます。3000個といわれる毎日生まれる癌細胞も尿から出ていきます。これらの排泄を止めるような食事をしてはいけません。
酵素は、加熱すると死んでしまいます。酵素が含まれていない、しかも消化酵素を沢山必要とする高たんぱくな食事は、起動していない朝の身体には、大変な負担となるのです。

食べるなら、酵素がたっぷり含まれた生野菜やフルーツ。食べたもの自体に酵素が沢山含まれていれば、自分の身体が持っている消化酵素の無駄遣いをしなくても良いだけでなく、その酵素を利用することが出来るのです。

人間の体には、3000種類以上の酵素が活動していると言われています。食べたものを分解・吸収させるための消化酵素、呼吸・体温調整・筋肉を動かす・・・あらゆる生命活動に関与している代謝酵素、とにかく、人間の生命を左右しているのが酵素なのです。
しかも、酵素は、人それぞれ一生の生産量が限られています。ならば、消化酵素を出来るだけ節約して、体の免疫力の強化や身体の修復作業に回す方が大事なのではないでしょうか!?

生野菜や果物は、身体を冷やすといわれますが、これは一時のこと。代謝機能が十分に働き始めると、自然に体温は上がってくるのです。身体の機能が整うまでは、足湯などをして乗り切りましょう。

如何ですか?鶴見先生の説かれる酵素栄養学に耳を傾けていると、益々私達の体の神秘性に惹かれてしまいます。益々、生きるって凄いなぁ~と思ってしまいます。
よく、伝統的な和食に立ち戻って、健康な身体を作りましょうと言われます。でも、鶴見先生は、それが縄文時代にまで立ち戻ってしまうのです。縄文人の寿命は、100歳程だったそうです。彼らは、まさに、生食でした。もっとも沢山の食物酵素を摂取していたはずです。
な、なるほどっ!単純な聖子は、鶴見先生にお話を伺った日から、「野菜スティックにお味噌!」のメニューを食卓に並べるのでありました。

鶴見先生の著書、「長生きの決め手は「酵素」にあった」(河出書房KAWADE夢新書)、「スーパー酵素医療」(グスコー出版)などを読んでみてください。きっと、あなたも生野菜を食べよう~って、思いますから・・・。

鶴見クリニックのホームページ・・・
http://www.tsurumiclinic.com/