とうとう、念願の電話取材が実現しました!「免疫革命」他、沢山の著書でお馴染みの安保徹先生にお話を伺いました。先生の著書を読んでおりますと、どんな複雑な病気も癌も、克服していくことが出来そうな勇気が沸いてきます。しかも、とても単純明快な方法、自分の体の持つ機能を信じて、規則正しい生活をしているだけで治ってしまう・・・なぁ~んだ、そんな簡単な事でいいんだ!という気になってきます。
ですから、電話の向こうの安保先生とお話させて頂くと、その優しい語り口調と雰囲気から、まるで近所のホームドクターに生活習慣を指導されているような気になって、ついつい、あれやこれやと緊張感もなく質問してしまう聖子でありました。考えてみると、世界的に名を轟かせる免疫学上の発見を幾つもなさっている大先生に、恐れ多いことです・・・。

そもそも、安保先生の研究のアプローチは、身近な患者さんたちの謎を解くことにあるようです。お天気で、体の状態が変わるのは何故か・・・?
例えば、高気圧だと、交感神経が優位に働いて脈が速くなり、白血球の分布が変わってくる。顆粒球が化膿性の炎症を治し、うきうき活発になる。
一方、曇っている日には、副交感神経が優位になり、脈も低くリンパ球が増え、過剰反応を起こすからリウマチ、古傷が痛んだりもする・・・。

こうした体の仕組みを知ると、冷静に自分を見つめることが出来るでしょう?と、安保先生は優しく仰るのです。
つまり、自律神経の乱れや、日常の感情の動きも、気分が晴れないという苛々も、お天気のせいなんだ!と思えば、大騒ぎすることでもないと・・・。
あはは・・・本当に,なぁ~んだ!って気持ちになってくるから不思議です。

数ある先生の著書の中で、私は、「免疫学問答」が好きです。安保徹先生と臨済宗の無能唱元さんの会話で、体の仕組みから生きる事に至る様々な道が説かれています。

あ~ぁ、それにしても、安保先生に申し上げるのを忘れていました!「先生、ご本を出し過ぎッ!!追いかけるのが大変ですッ。」

 


 

皆さんは、「まだ、肉を食べているのですか」という、この過激なタイトルの本を読んだことがありますか?健康というカテゴリーからも、地球環境というカテゴリーからも、肉を食べるという事がどんなに我々に負担を与えているかという事が、ゾォ~ッとするほど解る本です。
この本の翻訳者が、船瀬俊介氏です。恐ろしいけど(あっ、船瀬さんがという訳ではなく、話の内容がという事ですよ、念の為)、聞かない訳には参りません。快く電話取材に応じてくださいましたが、1時間ほどの間に繰り出される、驚くべき話題の数々・・・

ベジタリアンに比べて、お肉を常食している人は、心臓病・脳卒中・大腸がん・乳がん・糖尿病のリスクが何倍も高いと言われているそうです。中でも心臓病や脳卒中に至っては10倍と言いますから驚きます。

又、更にビックリすることに、牛肉を生産することによって地球の環境破壊が進んでいるというのです。現在、地球上には12億頭の牛が飼われているそうです。勿論、全てとは言いませんが、人間が食べる為に必要としているからです。その牛、1頭が600キロになるまでに6トンの草を食べる…牛の蹄が表土を荒らす…牧場を開拓するために林が開墾される…つまり、人間が牛肉を食べることによって地球の砂漠化が進むというのです!

ハンバーガーコネクションという言葉があるそうです。ハンバーガーに挟まれている70グラムのパテ1枚を生産するために、6畳分の熱帯雨林が消滅している計算になる事を指している言葉だとか。

又、穀物を牛に餌として食べさせると、1人分の牛肉で32人分の穀物が必要になるとも…もしかすると、皆が、肉食を止めたり、控えたりすれば、地球上の飢餓の問題が解決できるかもしれないし、環境を取り戻せるかもしれない、生活習慣病からの危険も回避できるかもしれないのです。

お肉を食べるという事が、こんなに様々な問題を含んでいるとは、本当に驚いてしまいます。確かに、お肉は美味しい!でも、時々食べるから更に美味しい!!私は、そんな風な食生活に切り替えることにしました。その内、お肉がなくても物足りないとは思わなくなってくる、そんな予感もあります。他にも沢山出ている船瀬さんの本、是非、読んでみて下さい。


 

巌 美稚子先生は、薬剤師であり、気功セラピストであり・・・京都市立病院で糖尿病治療の一環として気功ウォーキングを開発・指導。素晴らしい結果を生んでいるのです。

そもそも、筋肉には、激しく瞬発力を要する動きをする時に使う筋肉と、ゆったりと静かに動かすときに使う筋肉とがあるそうです。この内、持続力を支える方の赤筋には、糖を体外に運び出すタンパク質GLUT4が多く含まれています。その赤筋が一番大きい大腿部に負荷をかけ、血液を注ぎ込む気功ウォーキングは、心拍数を上げる事なく血糖値を下げていくという訳です。だから、心臓の弱い人だって、子供からお年寄りまで、多くの方に実践可能な運動だと言えるのです。

詳しくは、巌 美稚子先生のホームページ「ARTI」をご覧ください。
「ARTI」→http://www.arti-news.com/

さて、気功ウォーキングは、糖尿病患者さんにとって医学的評価の高い運動療法のひとつですが、注目すべきは、ゆったりと体を動かしているだけで、糖がどんどん代謝されていくという事実。つまり、ダイエット効果も期待出来るということではありませんか!!

実際に、食事療法なしで1年間で7キロも減量したという生徒さんもいるとか・・・。
勿論、毎日、ちゃんと実行しなければなりませんが・・・・。解っているだけど・・・の典型が、何を隠そう、この増岡聖子なのでありました。


 

心停止にまで至った末期がんの元患者さん、余命三年と言われた元患者さん・・・そうです、ガンを克服した「治ったさん」たちの声には、ビックリする事がたくさん!
ガンの患者学研究所の代表:川竹文夫さんにお話を伺いました。
『現在、日本には、がん患者の心のケアをする団体は何十もあるけど、「ガンは治るんです!」と言い切るところはうちだけです。ガンは再発するもの、治らないものと、皆、どこかで思い込んでいる。でも、手術も、抗がん剤も、放射線治療も、必要ありません。ガンは、生活習慣病なんです。つまり、食生活・生活のスタイル・心の持ち方、この三つの乱れを直せば、ガンの原因は取り除けます。

■食生活・・・動物性の脂・タンパク質、また、糖質などの摂取を出来るだけ避け、玄米菜食を心がける。
■生活スタイル・・・睡眠不足・夜型の生活・運動不足などを解消する。
■心の持ち方・・・ストレスを溜めない。また、ストレスを感じないものの考え方をする。

こうして、生活習慣の乱れを改めれば、ガンの原因はなくなり、自然退縮でガンは消えてしまいます。実際に、治ったさんの会員は、現在124名です。』

実際に、ご自分もガンを克服した川竹さんは、ガンをニキビに例えたりしながら、原因も治療も実はとても単純なものであると解説してくださいました。
又、川竹さんは、日本ウェラー・ザン・ウェル学会という新学会を立ち上げられました。理事として、世界的な免疫学者・安保徹先生、環境問題評論家・船瀬俊介さんなど、名だたるメンバーが顔を揃えていらっしゃいます。
これからは、医師が治った患者に学ぶ時代。「自然治癒」と言う言葉さえ出てこない現在の医学部の教科書を変えたい、医学部で使う教科書を作るのも、この学会の一つの目標だとか。
現在、ガンと闘う患者さんたちの強い味方!でも、健康な人こそ、学ぶべきことが沢山ありそうだと感じた増岡聖子でありました。

NPO法人 ガンの患者学研究所 http://www.naotta.net/