ご報告しなければならない取材済み情報が溜まっています。m(__)m できるだけ、早いペースでご報告していきますねっ!!今月は、忙しいっ。
では、がん医療に関する新しいアプローチについての情報です。

今年2010年3月に、「一般社団法人 オンコロジー教育推進プロジェクト」が立ち上がりました。名前だけでは、計り知れない活動内容ですが・・・、
①がん医療に関する情報提供事業
②医療者のみならず、患者、家族、一般生活者への教育・啓発セミナー事業
③専門家育成の為のプログラム開発支援事業
④海外留学支援事業
・・・等、がん医療の質を高めて、患者中心のがんチーム医療を確立していこうというものなのです。

では、この社団法人設立における記者発表で伺ってきたことを、ご紹介しますね。

名誉会長:日野原重明先生(聖路加国際病院・理事長)
98歳現役医師の日野原先生、存在そのものが神々しく思えていましたが、開口一番、クールに実情を憂うお言葉が・・。
「この歳をして、こんな所に出て来なければならないがん医療には、ホンワカした夢ではない、燃えるような情熱のDreamが必要なのです!
肺癌をはじめとするがん患者が増加しています。政府・医療従事者からの一方的な方法では対処しきれないのです。自治体を含めて手を尽くした今、エビデンスを持った医療に一般の生活者が参与する必要性を感じています。
私には、ビジョンがある!これが、間もなく100歳を超えようとする私のエネルギーなのです。」

理事長:井村裕夫先生(財団法人 先端医療振興財団・理事長)
日本は、医療先進国だと思っている方が多いと思います。でも、欧米に比べて、もしかすると医療に対する意識レベルはとても低いのかもしれない・・・常々私が思ってきたことは、あながち間違っていないのかもしれない・・・そう感じさせるお話の内容でした。
「胃がんの人100%から、ヘリコバスターピロリ菌が検出されます。一方で、日本人の70%がピロリ菌を持っているのにも関わらず、持っている人全てが胃がんに罹るわけではないのです。
ピロリ菌が見つかると、即、退治!そんなことより、ピロリ菌と癌の関係、罹る人と罹らない人の違いをきちんと解明するべきです。
アジアには、非喫煙者で女性の肺がん患者が比較的多い。これだって解明の必要性があります。
政府の対策は、十分ではない!ある程度、先を見越して医療者と患者、その家族、一般生活者参加型の医療でなければ、医療の問題は解決しないのです。」

常務理事:上野直人(テキサス大学M.D.アンダーソンがんセンター・乳腺腫瘍内科部門教授)
医師、しかもアメリカと日本を行ったり来たりの超多忙な、それこそ最前線のお医者様が、私達素人の希望を聞きたがっているんです。なんと素敵なことでしょう。
「医療は、情熱と夢!先ずは、語ることが大事です。どんな医療を望んでいるのか表現してください.居酒屋で語ったのでは意味がない!癌医療を、団体としてではなく、個人として語り、共有することが必要です。想いをネットで発信してください。
全く癌を知らなくても、どんな治療を受けたいかを語ってもらえば、医療従事者にはない方向性が出てくるし、全体の活性化に繋がるのです。」

つまり、医療を受ける側が、ただ受身ではいけない!病気について知り、病気と向き合う手段を自ら探り、選択するべきなのです。その為に、専門家の知識と知恵を拝借する!専門性を上手く活用することが大事なのです。
医療従事者も、求められる医療を提供するべく、切磋琢磨が必要です。患者が求めている物が、最先端の治療法だとは限らないかもしれないのです。

オンコロジー・ドリームチーム・プロジェクトの一環として、マイ・ドリーム活動が行われています。基金に寄付金を募り、皆さんの夢を募集しています。
先ず、我々ががん医療への夢を語り、医療従事者が方向性を探る・・・本当に受けたい医療について語るためには、情報収集も大事、考えることも大事、協力することも協力を得ることも大事!
とにかく、サイトを覗いてみてください。あなたも、がん医療への自分の夢を発信してみませんか?

http://www.oncology-dreamteam.org/


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