公認スポーツ栄養士、管理栄養士、そして健康運動指導士でいらっしゃるこばたてるみさんに、お話を伺いました!
Jリーグ・清水エスパルスやオリンピック代表選手の栄養指導など、プロのアスリートの食生活に関わるカウンセリングはもとより、スポーツをする子供達のための栄養や、ここぞという時に実力を発揮するための食事など、目的を持った栄養摂取やメニューの提案をするこばたさん!
それはそれは優しい声で、とっても丁寧にお話くださるのです。名だたる選手たちも、思うように身体が反応しなかったり、身体が作れなかったりした時、こばたさんに相談すると、どんなに癒されることでしょう♪♪

 「食」という字は、人を良くする!と書きますね!?良いものを良いタイミングで良い量だけ食べると、人を良くするんですよ!・・・なるほど♪
こばたさんによると、スポーツの種類によっても、状況によっても、人によっても、今!食べるべきものは違うのだそうです。つまり、同じ競技に取り組んでいても、子供と大人では摂る栄養量が違うし、試合までに身体を作っていく時期、試合前日にふさわしいメニュー、試合2~3時間前に摂る栄養、試合後に摂りたい栄養、怪我をした時に相応しいメニュー・・・と、本当に、人によって状況によって摂るべき栄養素や栄養量が違うのです。
こうしたスポーツ栄養学が日本に定着し始めたのは、ソウルオリンピック以降だと言われているそうです。選手たちが試合前に食に関する間違った選択をしたために、身体に負担をかけたりエネルギーが不足したりなど、実力を発揮できないまま、ベストのコンディションに高められないまま本番を終えてしまうことがどれだけあったことか・・・。食とスポーツは、物凄く強いつながりを持っているのです!!
いまや、食にこだわるアスリートが増えてきたとは言うものの、まだまだ食に関する興味が低いのも現状。こばたさん達は、啓蒙活動に忙しく全国を飛び回っていらっしゃいます。ちなみに、公認スポーツ栄養士の資格を持っているのは、全国で50人ほどなのだそうです。

こばたさんに聞いてみました!例えば、サッカーの試合当日のお子さんに、どんな朝食を用意すれば良いのでしょうか?
ずばり! ご飯納豆ネギあさつきを加える)・かぼちゃの煮物お味噌汁オレンジヨーグルト!!
ご飯やかぼちゃは、エネルギー源としての糖質で、これは一番大切な栄養素!
糖質をエネルギーに変えるには、ビタミンB₁が必要ですが、これが納豆に含まれており、この作用を効率よくするために必要なアリシンがネギやあさつきに含まれています。
オレンジに含まれるビタミンCには、抗ストレス作用があり、緊張感に打ち勝つために絶対必要な栄養素!!
いかがですか?実は、スポーツの試合だけでなく、試験の日の朝食にもぴったりなメニューなのだと、こばたさんが仰ってました。なるほど♪なるほど♪ 何でも、食べればよいというものではないのですね?

このように、しっかりと目的を持って食べるメニューが、目的別に98パターンも提案されている本があります!!
こばたてるみさんの著書・「スポーツ栄養士のキッチンから」(日本医療企画)
スポーツ少年のお母さん、ジョギングやウォーキングを始めたアマチュアアスリートの方、もちろんプロのスポーツ選手や、そのご家族・・・どうぞ、ご参考になさってください。彩り鮮やかな写真がいっぱいです。
食べたものが身体を作り、その身体で結果を出すスポーツ、食事が大事だということが良く分かります。

こばたてるみさんのホームページはこちらです。・・・
http://www.shoku-sports.jp/

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です