自然食ブームでマクロビオティックを知った方、体質改善を願ってマクロビオティックに行き着いた方・・・、玄米菜食への出会いは、様々かもしれません。ただ、玄米が身体に良いとは解っていても、ナカナカ敷居が高いと感じていらっしゃる方も多いですよね?その原因の一つは、よぉー~く噛まなくてはいけないこと!どうも面倒だと思ってしまう・・・。
ところが、今回取材させて頂いた岡田恭子さんは、「せめて最初の3口だけでも、100回ずつ噛んでみましょう。3口なら、何とか意識して噛めるのではありませんか?」と、おっしゃるのです。はい、3口くらいなら、毎食続けられそうです!
又、「玄米菜食をせめて、3日間、実践してみてください。身体は、変わってくる筈です。3日なら、我慢できると思いませんか?」はい、3日間なら、興味本位でやれそうです。
「欲を言えば、3週間!玄米菜食で3週間乗り切れば、身体は随分綺麗にデトックスされる筈なんですよ。」・・・3日で好感触が得られれば、そのままの勢いで頑張れるかもしれません。段々、その気になってきました。


岡田恭子さんは、1985年から横浜でマクロビオティック自然食料理教室を主宰
!身体の声を聞きながら食を選んでいきましょうと呼びかける言葉に、重みと温かみが溢れています。きっと、子供の頃から病弱でC型肝炎まで患ったご自身が、玄米菜食で健康な身体を手に入れるまでの経験に裏打ちされた言葉だからなのですね!?
病気を克服する一番の要素は、素直な心!だそうです。素直な人というのは、疑いつつやってみる人!疑わずにやってみるのは、お馬鹿。疑ってやらないのは、頑固。疑いつつやってみる、この素直さを持っている人は、きっと良い結果に巡り会えるとおっしゃっていました。

さて、では岡田恭子さんに伺った玄米の魅力について、ご紹介しましょう。胚芽の部分を丸ごと頂く訳ですから、ミネラル・ビタミンはたっぷり!白米の比ではありません。
また、食物繊維が豊富なのも言うまでもありませんね。この中でも、フィチン酸は、体内に溜まってしまった化学物質や毒素などを絡めとって排泄してくれるのだそうです。とても高いデトックス効果が期待できるのです。

例えば、ヘドロのたっぷりと溜まった溝が私達の身体、そこを掃除する箒が玄米とすると、最初は溝の底を掻き出すとヘドロが舞い上がり、溝を流れる水が汚く濁ってしまいます。これがいわゆる、好転反応!一時的に湿疹が酷くなったり、だるさ、病状の悪化などの症状が出ることもあるそうですが、これは、浄化するプロセスの一つだという訳です。
ヘドロを全て掻き出してしまえば、溝も水も綺麗になりますね。身体の中の毒素が無くなれば、体調が良くなるのも頷けます。
ところが、箒は、溝が綺麗になっても掃き続けて綺麗な溝の底を傷つけてしまうこともあります。つまり、毒が無くなった体から今度は必要なミネラルをも排泄してしまう・・・。これが、ミネラル不全という状態!治ったはずの病気がぶり返したり、顔色が悪くなったり、歯の磨耗が進んだり、イライラしたり・・・。必要なミネラルが不足し始めた為に出る症状です。
こうなったら、きっぱりと玄米を止めて、3分や5分搗き米に雑穀を混ぜて食べる方が良いと、岡田恭子さんは仰るのです。マクロビオティックの先生が、玄米にも欠点があると仰るなんて!!はい、とっても驚きました。これは、ご自身の深刻な病状と向き合ってこられた、経験に基づいた食療法だからこその言葉なのだと思います。

ただ、間違ってはいけないのは、玄米によるミネラル不全なんて、よほど厳格な玄米菜食を長年続けてきた人にしか起こらないということ!殆どの方は、今すぐ体の外に出してしまわなければいけない毒を沢山溜め込んでいる筈です。基本は玄米だけど、時々加工品も食べるし、いけないものも食べるという人や、なんちゃってマクロビアンなんていう方は、心配には及びません。出来るだけ玄米でデトックスを続けましょう。

先ずは、岡田恭子さんの著書「ハッピーマクロビオティック教室」や「らくらくマクロビオティック教室」(ともに日東書院)を読んでみませんか?

岡田恭子さんのHPは、こちらです!
http://happymacro-kyoko.com/news/


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