来るぞ来るぞと言われていて、やっぱりやって来た新型インフルエンザ!世界屈指の経済大国の一つである筈の日本で、何故、この期に及んでワクチンが足りない!どうすれば良いのか?右往左往・・・なんて状況になっているのでしょうか!??
そもそも、インフルエンザワクチンって必要なのでしょうか?もしも、重篤な副反応に見舞われたら・・・?
以前のインフルエンザワクチンに関する私の取材記にも、とても興味深いコメントが寄せられています。
http://report.seiko-masuoka.net/?eid=750853#comments

本音でお話してくださる専門家はいらっしゃらないものでしょうか!?そう考えた時に、どうしても一人の女性が浮かんできます。
厚生労働省医系技官・木村盛世さん!!現役のキャリア官僚でありながら、「厚生労働省崩壊」(講談社)という本を書いて内部告発に乗り出した、医師であり、アメリカでは感染症疫学のトップレベル研究者として活躍していらした専門家です。この人なら、インフルエンザ対策に関して忌憚の無い意見を聞かせてくれる筈っ!!早速、取材を申し込みました。

電話取材に快く応じてくださった木村盛世さんは、きっと厳しくてクールな人に違いないと極度に緊張しているディレクターの意に反して、とても優しい声でお話くださり、第一声から一気に和やかなムードに包まれました。

先ず伺いました。新型インフルエンザワクチンがどうして足りないのですか?
「国内産新型インフルエンザワクチンは、弱小4社の製造のみが許されていて、圧倒的にキャパシティーが足りない・・・ワクチン製造が間に合わないのは当然の結果です。そんなことは、最初から判っていた事なのだけど、厚労省役人のすることには、必ず利権が絡んできます。国民の健康が優先されているのではないということを、国民は知っておくべきです。」

ここが一番知りたいところなのですが、インフルエンザワクチンは、効くのでしょうか?本当に必要なのでしょうか?
「はっきり言って、インフルエンザワクチンの予防効果は100%ではありません。100%に近い予防効果を持っているワクチンは、天然痘とポリオ・・といったところでしょうか。
ですが、既存の方法を使ってできるだけ感染の広がりを阻止すると言う視野に立った時、インフルエンザワクチンは重要なツールの一つであり、数少ない持ち玉の一つです。
予防効果があるかもしれない!ということ。
そして何より重要なのは、接種したということで与える安心感、このベネフィット(利益)がとても高いワクチンなのです。」

副反応もありますよね?
「あります。かゆみやだるさといった軽いものから、中には稀にショック症状などの重篤な物まで。
ですが、国民全体・地球全体を考えた時に、ベネフィットがリスク(危険)を上回る時に使うのが、ワクチンです。日本人は、公衆衛生に対する概念が希薄です。 きちんと情報を提供し、ワクチンに対する捕らえ方を、国民全てに認識してもらい、免責規定を定め、十分な無過失保障制度を整える・・・これが、厚労省の仕事なのに、そんな当然のことをやってきていないんです。
ワクチンを打つか打たないかは、最終的には個人の判断に委ねられます。十分な知識と理解を得て、自分の責任において判断されるべきなのです。」

現実問題、ワクチンは国民全体に行き渡らないのですよね?
「そうです。無理でしょうね。
本来、厚労省は、国民全員分のワクチンを用意するべきでした。掛け捨て保険の効果と同じです。打っても打たなくても、有る!という事実が与える安心感は重要です。無いからこそ、異常な期待感が高まり、取り合いが始まります。既に、パニックに陥っているといわざるを得ない状態ですが、これを収集できないのも厚労省の罪です。」

今のところ、弱毒性などと言われていますが、インフルエンザの毒性とは何ですか?
「私も良く解らない表現です。きっと、病原性などと言うほうが良かったのではないでしょうか?どれだけ広がり、どれだけ重傷者を出すか・・ということを伝えるニュアンス的な表現でしょう。」

罹った人も、もう随分いらっしゃいますね。
「そうですね。
実は、アメリカが最初に何をしたかご存知ですか?新型のウィルスが、人為的に撒かれた物か、自然発生的に広がった物なのかを先ず判断したのです。
自然発生的な物であれば、ある程度広がって重症化しても、やがて終息すると安心したのです。だから、ジタバタしませんでしたよね!?
日本は、感染症対策のお粗末さを全世界に露呈してしまいました。」

聞けば聞くほど、不安が募る厚労行政!
今一番治療が必要なのは、厚労省の医系技官なのかもしれません。今や、その医系技官は長妻大臣の懐柔に躍起になっていて、長妻大臣本人が正常な思考能力を失うほど疲れきっているのではないかと思えるそうです。
民主党は、年金問題を独立させて長妻大臣に任せるべきだったのではないでしょうか?一人で背負うには、あまりにも問題が多すぎるような気がします。

それにしても、帰国しないでアメリカにいらっしゃれば、こんな利権に絡んだ官僚相手に無駄なエネルギーと時間を費やす必要は無かった筈・・・本当に木村盛世さんの知識と才能を、一体どれだけ浪費させてしまっていることでしょう!!惜しまれてなりません。日本国民は、どれだけの損をしているのでしょうか?
それより何より、厚労省の同僚の皆さんには、木村盛世さんの声が届かないのでしょうか?同僚が、勇気を出して声を上げているのですよぉ~っ!!
どうか、本来の国益の為の仕事をしてください。本当の情報を提供してください。国民は、いつまでも天下りの為の根回しを許しませんし、私利私欲の為の仕事を見過ごせません。

これからの木村盛世さんの発信する情報に、どうぞ注目してください。
木村盛世さんのオフィシャルサイトはこちらです。

http://www.kimuramoriyo.com/


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