内科、皮膚科の医師でありながら、中医学や鍼灸などをも視野に入れて患者さんへのアプローチを行う城戸淳美先生!実は、ご自身の体験が、股関節の歪みが身体の不具合の原因ではないかと考えるきっかけになったのだそうです。
城戸先生は、きっと生真面目でとても素直な方に違いありません。(若輩者の私が申し上げるのは、とても失礼なのですが・・・。)
だって・・・、そろそろ年齢的に体のケアが必要だと思っていた時に、開脚運動が老化防止に効果的らしいという事を聞いたのだそうです。「その日から、毎日1時間ずつ、せっせと開脚運動をしたのよ。そうしたら、ぎっくり腰になってしまったの!」・・・ねっ、お医者様が、たまたま耳にした健康法を、脇目も振らずに、ぎっくり腰になるまで試したなんて、微笑ましいではないですか!城戸先生の、ちょっと早口の離し方からも、飾らないお人柄が容易に想像できます。
そこで、ぎっくり腰と闘いながら、城戸先生は、異常があっても治療法が無い、隈なく検査しても悪いところが見つからないのに辛い症状がある、そういった病気の原因が、股関節のずれにあるのではないかという点に着目し始めます。
足と身体を繋ぐ最も大きい関節が、股関節です。ここに歪みが生じると、足の長さが違う⇒骨盤が歪む⇒脊椎が歪んで背骨の何箇所かで曲がる⇒神経に影響⇒自律神経の不具合・・・このように、股関節や骨盤の歪みが、思わぬ症状となって現れるというわけです。
実際に、城戸先生の所を訪れる患者さんの殆どは、股関節や骨盤が歪んでいるそうです。また、歪みを矯正することで、症状が改善されるというのです。
ちなみに、右足が長い人は、呼吸器・循環器・感染症、左足が長い人は、消化器・泌尿器・婦人科系の病気を患うことが多いそうです。
では、どうすればよいのか!??
先生の著書に、正しい姿勢を作る為の体操が紹介されています。是非、読んでみて下さい。
「姿勢は運命を変える!」(ほんの木)
「骨格バランス健康法」 (主婦と生活社)