音楽を聴くと癒される、特にモーツァルトが良いらしい!ここまでは、よく耳にする話なのですが、何故、音楽が身体にいいのか、またどうしてモーツァルトなのかをご存知ですか?専門家に聞かずにはいられない増岡聖子としては、日本の音楽療法の第一人者と言われる和合先生にお話を伺いました。

埼玉医科大学保健医療学部・和合治久教授は、免疫音楽医療学を専門となさっている研究者です。著書も沢山ありますが、これからお話しすることを解って頂くには、「モーツァルトを聴けば病気にならない」などを読まれるといいかも知れません。

先ず、音楽を聴くと心が安らぐ!これは、音楽鑑賞ですが、音楽療法とは、意識的に、機能の回復や症状の改善などという目的意識を持って音楽を使う方法です。つまり、音楽鑑賞とは全くの別物なのだそうです。
音楽には、聴覚情報として受け入れられる要素が沢山あります。メロディー、速さ、リズム、高さ、周波数、1/fゆらぎ・・・これらが、好き嫌いとは関係なくダイレクトに脳に伝えられ、直接自律神経に働きかけるのだそうです。

もう、秒単位で唾液の分泌、体温の上昇、血圧の安定、消化液の分泌といった変化が起こるとか。又、ストレスホルモンであるコルチゾールが減って、アセチルコリンが出て脳が休まる・・・。
寝っ転がって鑑賞する音楽でリラックスすることは出来ても、生理的反応まで呼び起こすことは出来ません。やっぱり、音楽鑑賞と音楽療法は違うのです。

耳は、構造的に4000ヘルツの音に最も敏感に反応するそうです。この4000ヘルツというのが赤ちゃんの声!(赤ちゃんは、大人に守ってもらうための最大の要素を持って生まれてくるのですね。)又、400ヘルツの周波数が、延髄を刺激するのだそうです。
この4000ヘルツの音や、連続音、テンポ、メリハリなど、ホモサピエンスが本能的に反応する要素が沢山含まれているのが、何を隠そうモーツァルトの曲だというわけです。

「聴覚を100%活用した受動的音楽療法!」あなたも試してみませんか?目を閉じて、適した音量で集中してモーツァルトの曲を聴くだけです。寝ながら聴いても良いそうですよ。快眠の証拠に、翌朝はすっきり目が覚めるに違いありません。

 


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