あっという間に2010年を迎え、しかもひと月が過ぎようとしています。
取材記のネタも溜まってしまいました。・・・今年、最初のご報告に相応しい、お話からお届けすることに致しましょう。

広島市西区古江東町の医療法人社団 永慈会 永田クリニックは、介護サービスも充実しています。その幾つかの介護施設の内、デイサービスゆたか古江では、利用者にマクロビオティックのランチを提供していらっしゃるというのです。
しかも、その利用者(病気を抱えたご老人が、リハビリを目的に通っていらっしゃいます!)のお顔が輝き、活き活きとして見えるというのですから、気になるではありませんか!!
早速、詳しく伺ってみました。

デイサービスゆたか古江の責任者、武田潤子さんは、本来、カイロプラクティックや整体でリハビリ指導をする、いわば身体の機能を整えるプロです。これまで、幾つもの介護施設の立ち上げに関わってきました。
ところが、介護の現場では、現状を維持できれば大成功。殆どの利用者の症状は、段々悪くなっていくことが当たり前という、救いの無い思いに悩まされる日々に、介護の限界を感じていたそうです。
ところが、ゆたか古江に着任してからというもの、それまでの霧が晴れるように介護に希望の光を見る思いがしたと武田さんは言います。それは、他でもない、利用者の血色の良いお顔、豊かな表情、回を重ねるごとに良くなる症状・・・それは目を見張る光景だったと言うのです。

では、ここは、一般の介護施設と何が違ったのでしょう!?
先ず、武田さんの着任当時、ゆたか古江では運動療法を未だ取り入れていませんでした。他でもない、その部分を強化する為に武田さんが望まれたわけですから・・・。
余所と違ったのは、利用者に提供されるランチだったのです。マクロビオティック・・・玄米を中心とした、お肉やお魚を使わない料理です。玄米ですから、しっかりと噛まなければなりません。この、繰り返される咀嚼が、色んな意味で重要なのだと、武田さんは分析しています。
例えば、良く噛む事でお顔の表情筋が刺激され、表情が豊かになります。すると、リハビリ中のご老人にありがちな無表情さとは縁が無くなります。
表情が豊かであると、周りの人にもとても良い印象を与えます。よって、自然に会話が増えたり、交流が増したりします。人間関係が豊かになるのです。これは、咀嚼による脳への刺激に加えて、更に沢山の刺激を与えることになりますね。
そうすると、もっと素敵な影響が現れるのだそうです。なんと、運動療法・物理療法の効果や反応が早くなる!!つまり、玄米を良く噛んで食べるということで、リハビリ効果が上がるという訳です。この嬉しい現実を目の当たりにして、今や武田さん自身がマクロビオティックにハマり、猛勉強中なのだそうです。

無農薬のお米や野菜にこだわって提供されるデイサービスのランチ、コスト等のご苦労があるのではないでしょうか?今度は、調理担当の小田眞由美さんにも伺ってみました。
実は、お肉やお魚を使わないことで、思わぬコストダウンが出来るのだそうです。といいますのも、一つに、大きな冷蔵庫は必要ありませんね。冷蔵しなければならない物は、少なくてすみます。
又、お肉やお魚を扱う調理器具を滅菌消毒する器具が必要になるのだそうですが・・・これも要りません。
・・・とまぁ、こうして押さえられたコスト分を、安全な食材に当てる事で、デイサービスゆたか古江のランチが生まれているのだそうです。

小田さんが、仰っていました。「デイサービスのランチを玄米にするだけで、これほどの効果が現れるのですから、是非、ご家庭でも、取り入れてみてください。個々の好みに細かく配慮することは、介護施設ではナカナカ難しい!ご家庭にはかないません!柔らかさや、大きさ、形、味・・・是非、喜んで食べてもらえるよう、調理してみてあげてください。その喜びが、お年寄りの元気の元となり、更には、皆さんの喜びとなりますから。」

永田クリニックのHPはこちら・・・
http://care-net.biz/34/yutakaf/b16.php


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