もう、「インフルエンザワクチンは打たないで」(双葉社)という本をお読みになりましたか?今回取材させて頂いたのは、その著者・母里啓子(もりひろこ)さん。啓蒙活動を行う母なる里の人!お名前から、直ぐにそんなイメージが浮かんできました。
とても静かに、包み込むようにお話してくださるお声から、全ての人に身体を大切にして欲しいと訴え掛ける優しさが感じられます。それだけに、母里さんが、この本を書かざるを得なかった状況の深刻さが、反対にひしひしと伝わってくるのです。
インフルエンザウィルスは、遺伝子構成が変異し続けるという特性を持っています。どんなウィルスが流行るのかなんて、予想がつくはずも無い!曖昧な選定によるウィルスを、鶏の有精卵の中で増やし、ホルマリンを使って殺し、死んだウィルスの一部を取り出して加工する・・・。インフルエンザワクチンが、生ワクチンのはしかのワクチンと違って、効果が期待できないというのは、ここまでの説明を聞いただけでも納得がいきませんか?
実は、インフルエンザワクチンが無用であるという事実が、過去に大掛かりな調査研究で証明されているのです。前橋リポート・・・ご存知でしょうか?
1979年、群馬県の前橋市で、1人の児童がインフルエンザワクチン接種後に痙攣を起こしました。しかし、国は医師の申請を却下、それが副作用であることを認めなかったのです。前橋市の医師会は、1980年から集団接種停止を決めました。国が義務付けているインフルエンザワクチンを拒否する!!なんと勇気ある決断でしょう!!!しかも、その後5年間、前橋市と同規模の高崎市など、周辺の集団接種を行っている地域との比較研究が行われたのです。群馬県の衛生研究所と医師会が動いたのです。凄いっ。
専門家達が、いわば国を敵に回してまで行った調査から明らかになった結果は、ワクチン接種地域と非接種地域に、インフルエンザの流行の大きさにおいて、なんら差が無い!という事だったのです。しかも、自然感染をした人のほうが、明らかに強い抗体を得ている。つまり、その後、インフルエンザに罹りにくくなったり、罹っても軽い症状ですんだり・・・。インフルエンザワクチンの無効性が証明されてしまったのです。
とうとう、国は、1994年に小中学生への集団接種を中止するに至りました。でも、厚生労働省も製薬会社も挫けません。子供が駄目ならば、高齢者にと、ターゲットを変える作戦に出ました。どうしても作って売らなければならないようです。
母里さんは、こうも仰いました。「インフルエンザワクチンの副作用を大袈裟に盾にするつもりはありません。でも、僅かだとはいえ、重篤な副作用の可能性があるのならば、必要の無いワクチン接種によってリスクを負う必要はありません。インフルエンザは、長くても一週間も寝ていれば治る病気です、自然のくれたお休みだと思って静かに寝ていてください。」
本当に、その通りだと思います。
取材の終わりに、母里さんから「良いお仕事をしてくださいね。」と声を掛けていただきました!勇気百倍っ!!本当の健康情報を、これからも発信していきますっ!!!