「これを食べてはいけない」(三笠書房)の著者・郡司和夫さんにお話を伺いましたっ!食に関する偽装が噴出する今、郡司さんがこれまで追究されてきた問題の一つ一つを確認させて頂きたい、そんな気持ちで一杯です!!
郡司さんは、少年犯罪と食の関係に問題意識を持っていらっしゃいます。少年達による凶悪犯罪の数自体は、昔から殆ど変わっていない。なのに、その内容が大きく変わってきているというのです。普通の少年達が衝動的にキレて引き起こす犯罪の数々・・・。地域や学校、家庭の崩壊が語られていますが、全国同時的に起こるのは何故なのか?郡司さんは、環境ホルモン、食品添加物などの合成化学物質が脳へ与える影響に着目しています。食生活の変化と少年犯罪の質の変化が、時期的にオーバーラップしているというのです。
肉が好き・野菜を食べない・朝からインスタント食品・清涼飲料水の多飲・・・。衣・食・住の内、衣と住は外から見えますが、食に関しては他人が覗き見する事が出来ません。ですから、どうしても親は手を抜きやすくなります。ですが、心も含めた身体を作るのは、他ならない食なのです。
郡司さんは、「誰にでもある反抗期に、親は子供の言いなりになって好きな物だけを与える方がラクです!でも、そういう時期だからこそ、必様な栄養素を摂らせる工夫をするのが親の責任。食生活をエサ化させてはいけない。」と仰います。偏食が、心の捻れを作ってしまうのだという事を認識しなければならないという事ですよね!
手軽に食べられて、もともと子供が大好きな味に作られているファーストフードやコンビニ食には、食品添加物が沢山入っています。郡司さんは、100万人に一人の割合であるけれども、一兆分の一のレベル、つまり、深さ20m.・500m.×200m.のプールに1~2滴落とした程度の環境ホルモンが脳に影響を与えて、凶悪な少年犯罪の引き金となってしまうと言います。100万人に一人のその一人が、我が子では無いという保障はどこにもありません。

さて、偽装問題についても、国の内外を問わず次から次へ・・・。私達消費者は、何に気を付ければよいのでしょうか?郡司さんの答えはこうでした!
「加工食品には要注意です。例えば、輸入品の場合、中国産に限らず、書類検査のみで許可されます。危ない添加物が使われている際には、意図的情報漏れ・・・つまり、あえて記載漏れにするなどという巧妙な策がとられることすらあります。加工品においては、もはや何の添加物を使っているのか判別できないというのが現状です。」「激安ショップで食材を買うのも要注意です。店側は、仕入をバイヤーに一任するケースが殆どですから、店サイドすら産地を掌握していないのです。何処でどの様に作られたのか判らない食材が集められるのです。」
こうしたお話を聞くにつけ、選ぶ目を養って食材を選び、自分の手で調理したものを食べる!!これに尽きるようです。お手軽・便利、これには必ず、それなりのリスクがつきまとうという事ですよね!?

郡司さんにお伺いしたい事は、まだまだ沢山!又、是非、お話を聞かせて下さいっ!!

 


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