取材が終わったら、すぐに取材記を書いておかないと、また、後回しの延び延びになってしまうから…ファイト♪

さて、新聞記者として活動後、フリーランスの科学ライターとして活躍中の松永和紀さんに番組でインタビューさせて頂いた。と言うのも、↓の著書を見つけて、雑多な情報に振り回されることなく、何が危険か安全かを冷静に見極めるべきだと説いていく著者にどうしてもお話が聞きたくなったから♪♪

食の安全って?

『「食の安全」教室』(女子栄養大学出版部)は、食材を選ぶうえで今やどうしても避けて通れない放射能汚染についてかなりのページが割かれているのだけれど、残念ながら私のラジオ番組では、放射能については触れないで!という制約があるので、聞けなかったことが悔やまれる・・・。とはいえ、松永和紀さんの豊富な知識の中から食へのアプローチの仕方を学びたいと、次から次へと質問をぶつけてみた。とても包容力のある話し方は、彼女の声質と人柄と経験が成せる技なのだろうなぁ~♪ 不安を煽ることなく、一つ一つにとても丁寧に答えて下さった。

 

今回話題にしたのは、先ずは、中国産の食品が信用に足るものであるかどうか!

特に最近、汚水の中から精製された食用油・汚水で育つ農作物や水産物・川を流れる豚の死骸・猛威を振るう鳥インフル・・・・どれをとってもショッキングな情報ばかりで、中国産と名のつくものは一切口にしたくないと思えてくる。でも、今や日本の食生活から中国を外して考えることは不可能なくらい、食材にしろ加工品にしろ中国からの輸入比率は高い。

だけれども、そうした中国のショッキングな事件は、中国でも極めて特異な事例であるからこそ挙って取り上げられるのであり、中国全般を映し出すトピックではない。また、規定値超えの残留農薬や添加物などが目につく中国産の食材も、中国が違反率が高いわけではない。どちらかというと、違反率は低い国であるにもかかわらず、圧倒的な輸入量から違反例が他国より多いという数字のマジックだと松永さんは説く。また、これまでの印象を挽回しようと、日本のメーカーの現地での指導や管理が厳しくなっており、現地でもそれに応えようとする努力をしているので、以前より安全性は高まっているはずだと!

松永さんのお話を聞いていると、様々な立場の人々が、良い製品を作るため、信頼に足る作物を作るために額に汗している姿が見えてくる気がした。確かに、一連のイメージにいつまでも囚われたり、根拠の乏しい情報に悩んで振り回されてはいけないと、改めて感じさせてもらった♪

ほんの僅か含まれる添加物・・・しかも国が安全だと認可した添加物に神経を尖らせる前に、もっと注意すべき安全項目があるのではない?と松永さんは問いかける。必要な栄養素は足りている? 摂り過ぎて健康を害しそうな栄養素は無い?命に関わる危険な食べ方をしていない?

例えば、未だに生レバーにこだわる人々がいる。自己責任で、焼き肉用の生レバーを焼かないで食してしまうなんてことが、暗黙の了解で行われているお店があるとも聞く。だけど、生レバーに含まれる腸管出血性大腸菌は、古くても新しくても生きていてもレバーに含まれる可能性がある怖い菌だ。しかも、ほんの数個の菌で感染する恐れがあり、発症しなくても保菌者から子供やお年寄りに感染してしまう危険性がある。つまり、新鮮でもリスクは変わらないばかりか、自分だけの問題では無いということを正しく知っていれば、大丈夫大丈夫!と安易に口にすることはできない。そんなことが、松永さんのお話から分かってくる。

 

確かに!確かに!!私たち消費者が、正しい知識を持つこと、そして、膨大な情報の中から自分にとって誠実な情報を選択する術を持つことは、とても大事なことだと私は思う。その為にどのように考えるかの指南書となりそうな、松永和紀さんの著書♪もう少し、丹念に読み込んでみよう♪♪

 

松永和紀さんが立ち上げた科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体FOOCOM.NETはこちら→http://www.foocom.net/

 

 

 


欧米に比べて日本人は、乳癌の罹患率・死亡率が低いと考えられていました。ところが、未だ欧米ほどではないとはいえ、今や年間4~5万人の日本人が乳癌に罹患、1万人以上が死亡すると聞けば、誰しも驚いてしまうでしょう。 日本人の乳癌が、確かに増えているのです。
もっと、分りやすく・・・1990年、つまり20年前の乳癌の罹患者数が丁度今の半分!たった20年で、倍になったのだそうです。右肩上がりのグラフを想像してみてください。危険信号が灯っているような気がしてきませんか?

乳癌画像診断の第一人者:戸崎光宏 放射線科医師(亀田メディカルセンター乳腺科 部長 ・八重洲クリニック 乳腺外来 顧問)に取材させていただいてから、随分経ってしまいましたが、伺った内容は衝撃的でした。遅ればせながら、記していきたいと思います。

これまで、遺伝性乳癌は日本には無いと考えられていました。
しかし、ここ3年ほどで常識が変わったと、戸崎先生は仰います。
日本人にも、遺伝性乳癌は欧米人と同じくらい存在する!!乳癌患者の1割が、遺伝的体質を持っているとわかってきたそうです。・・・だとすると、家族・血縁者に乳癌患者がいる人の10人に1人は、乳癌になる可能性がある!ということですよね!?

一方、日本人の乳癌には、欧米人のそれとは違う特徴もあるのだそうです。
欧米では、年配の方々にピークが見られるのに、日本人は40代50代にピークが見られる!つまり、まだまだ若く活動的な内に、乳癌に罹かってしまうケースが多いのだとか。
これには、日本人の乳腺は密度が濃いくて乳房が小さい・・・要するに、乳腺が密集していることに因果関係があるのかもしれないと考えられているそうですが、はっきりとした原因が解っているわけではないのだそうです。

さて、乳癌検診を定期的に受けている方も、多いことでしょう。
欧米では、30年も前からスタートしていたマンモグラフィー(X線画像診断)が日本に導入されたのは、10年前だそうです。
それまで主流だったエコー(超音波画像診断)よりも、マンモグラフィーの方が良いと思われがちですが、実のところ、日本人の特徴である乳腺の密度が高いということから、マンモグラフィーは向かない人が多いというのも現実なのです。ただし、エコーの場合は、技術者の判断した画像だけを残すため、技量がより問われるということになります。
又、驚いたことに、40歳未満の若い人への有効な画像診断は、未だ確立されていないのだそうです。
何処で、どのような検査を受けるのかを、自分でしっかりと選択していく必要がありますね!!

遺伝性などを考慮して、完璧に検診したい方も中にはいらっしゃるでしょう。実は、MRI(磁気共鳴画像診断)ですと、乳管の中に癌が留まっている状態の非浸潤癌の検出率は92%なのだそうです!マンモグラフィで56%だといいますから、MRI検査を受ければ、早期発見早期治療が可能になってきます。
ただし、高価な検査になりますので、定期検診には向きませんね。
又、今、日本のMRIの現場は、正しく撮れているかどうかさえ疑問・正しく判定されるかは、更に疑問!診断機器も、年数を追うごとに性能が良くなるが、どの病院に何があるのか情報不足!なのだそうです。

何処で、どんな検査を、どんな機器で、誰に受けるか、そして誰に診断してもらうのか・・・・・運・不運が健康を左右するのかもしれません。それが、今の日本の乳癌画像診断の現状のようです。

でも、明かりは見えてきています♪
戸崎光宏先生は、お仲間と乳癌画像診断ネットワークをNPO法人として立ち上げ、診断能力を備えた医師の育成、一般への情報公開などを行っていく準備を進めていると仰っていました。
是非是非、一日も早く明るく照らしていただけるよう、心から応援させていただきます♪♪とお声掛けをして、ラジオの収録を終わらせていただきました。

先生、本当によろしくお願い致しますねっ!!
それから、最後に、「乳がんは唯一、自分で見つけられる癌。1ヶ月に1度は、自己検診を!」と、戸崎先生が仰っていました!!

亀田メディカルセンター 乳腺科
http://www.kameda.com/medi_services/information.php?d=26&i=6


中村明一さんと、中村さんのスタジオ「オフィス・サウンド・ポット」にて♪中村明一さんと♪

たまたま書店で手に取った本に、それこそ吸い寄せられるようにハマってしまいました。
「倍音 音・ことば・身体の文化誌」(春秋社) 著者:中村明一
次に読まずにはいられなかったのが、
「「密息」で身体が変わる」(新潮選書) 著者:中村明一

中村明一さんの著書

本当に知りたかったことが、豊かな解説と共にこの本の中に詰まっていました。
実は、とても親しくなった韓国人タレントさんと、韓国ドラマの台詞を深く読み解いていくネットラジオの企画を練ってました。でも、何だか思ったほど内容が展開していかないのです。どうやら、文章や語尾の微妙な良い回しで繊細なニュアンスを伝えるというのは、とても日本人っぽい傾向のようなのです。台詞の「こんな言い回しが好き♪」、「こんな語り方が好き♪」というのは、とても日本人っぽい発想のようなのです。
韓国では、敢えて言うなら、とても正しい文法で正確に言葉が使われ、正しく発音された台詞が美しいと言えるのかも知れない・・・と、考え込んでしまったタレントさんと私の間には、伝達ツールとしての言語へのアプローチに違いがあるのではと、漠然と考えるようになったのです。

そんな私が夢中になったのは、「倍音 音・ことば・身体の文化誌」に書かれていた、日本語特有の倍音の聞き分けと使い分けです。さっそく、著者であり、尺八奏者の中村明一さんに、お話を伺ってまいりました!

そもそも音は、基本となる周波数の音(基音)にその整数倍の周波数の音や整数分の一の周波数の音、何かしら不規則な振動による音などが加わって、一緒に鳴っているのだそうです。つまり、一つの高さの音に聞こえても、実際には様々な高さの音が一緒に鳴っているわけで、この「基音」以外の音を「倍音」と呼ぶのだそうです。また、どんな倍音がどのくらい鳴っているのかが、音質の違いとなってくるわけです。
しかも、耳で聞くことができない高周波は、人間に全く関係の無い音どころか、皮膚から脳に伝わっているというのです♪ その高周波が、耳で聞くことのできる周波数(可聴域)の音と一緒に鳴っている場合、α派の増加・NK細胞の増加・免疫力の増加・ストレス対処活性の増加・アドレナリンの低下などの反応を引き起こすのですって!!
つまり、基音と共に高周波の倍音が豊かに含まれた音を聞けば、身体にとても良い変化が起こってくるのです。高周波だけを聞いたのでは、こうした反応は期待できないようです。音って、本当に不思議!!

さて、日本語の問題に入りますが、母音優勢の言語である日本語には、子音同士の組み合わせが無いので同音語が多くなる!しかも、日本語を第一母国語とする人々は、それらを区別するために倍音を調節して使い分け、更には聞き分けているというのです。
実際に、死を悼む・師を敬う・詩を書く の「し」を、私たちは無意識の内に言い分け、聞き分けていると中村さんは仰います。確かに、微妙に「し」の音質が変化することに気が付きませんか?

驚くべき日本語の特徴は、まだあります!
西欧人は子音を含む音節を左脳で処理、つまり、言語と言語に似た音は左脳で反応するのだそうです。それ以外の西洋楽器音・機械音・感情音・ハミング・鳴き声・自然の音・雑音・持続母音・邦楽器音などは、全て右脳で処理するのです。
これに対して、日本人(正しくは、6歳から9歳までを日本語環境で過ごした第一母国語が日本語の人)は、西洋楽器音・機械音・雑音が右脳で処理され、それ以外は全て左脳で反応しているのだそうです!!こうした反応の傾向は、同じく母音優勢のポリネシア語を使う民族にも見られるそうです。
このことから、脳の左右の使われ方の違いは、音響の幅の大きい母音優勢の言語が、自然の音響と同じように処理されるからではないかとも書かれています。
いずれにせよ、西欧人は、左脳で論理(言語)、右脳で感情・自然という観念を分離させている一方で、日本人は、これらが左脳で融合されているというのです。私が感じた、言葉へのアプローチの違いは、ここから来るのではないでしょうか!?

こうした音・音響に対する感性や感覚が鋭くなった理由の一つには、日本特有の湿気を多く含んだ自然環境の中で、むやみに音が響かないからこそ相対的に倍音が聞こえやすくなっている状況下で生活してきたという点が上げられるようです。
そしてもう一つ、日本人が「密息」と呼ばれる呼吸法を行っていたから、音に対する感覚が研ぎ澄まされていったのではないかと中村さんは仰います。
密息は、息を吸う時も吐く時も身体が動きません。お腹も胸も、動かないのです。自分が動かないからこそ、音にはとても敏感になるのです。その上、とても沢山の酸素を瞬時に取り込むことができるのです。
こうした優れた呼吸法を、私たち現代日本人は忘れてしまっています。残念ですね。

尺八奏者である中村明一さんだからこそ、音にこだわり、環境にこだわり、文化を紐解いて解説してくださる日本人の感性・・・とても興味深いお話ばかりです。
大事な高い周波数の倍音を思いっきりカットされたCDや、ダウンロードされた音楽ばかりを聴いていないで、生の楽器や自然の音に身を任せる機会を増やしていきたいなぁ~と刺激された聖子でした♪

中村さんがこだわりぬいて造られたスタジオ「オフィス・サウンド・ポット」にお邪魔して、番組収録させていただきました。無理にお時間を割いていただいて押しかけた私達に、美味しいケーキでもてなして下さった感激、忘れません♪ ご馳走様でしたっ(*^^)v

中村明一さんの演奏活動、ワークショップ、スタジオ等についてはこちら・・・
http://www.kokoo.com/index.html


ラジオ番組の取材記録が滞ってしまって・・・反省しては、又、更新が滞り・・の繰り返し。ごめんなさい・・・心底、反省!!
とにかく、皆様にお知らせしておかなければ!!

先日、東京都足立区の「高林はりきゅう接骨院」の院長:高林孝光さんにわざわざスタジオまでお越し頂き、番組を収録いたしました♪ 接骨院の院長先生・・・どうしてオジサン・・しかも、ごっついオジサンを想像してしまったのか・・・スタジオに入っていらした若い爽やかな男性が、院長ご本人だと気づくのには少々時間が必要でした(笑)

さて、「慢性腰痛は3日で治る」(幻冬舎)の著者・高林孝光さんが、その院長先生なのですが・・・慢性腰痛と言えば、ほぼ一生モノだと多くの人が諦めている辛い症状の一つです。きっと、一軒や二軒の治療院や整形外科の門は叩いたことがある筈!ですが、治療を受けてもどうせ治らないと心の何処かで思いながら通うほど、劇的に腰痛が治るという話はあまり聞いた事がありません。皆さんも、そうではありませんか?随分、大胆なタイトルをつけたなぁ~と、漠然と感じながら、私は収録の日を迎えていたのです。

勿論、さっそくその質問を投げかけてみました!「大丈夫なんですか?そんなこと仰って??」
すると、爽やかな院長先生は爽やかなままで、「大丈夫ですよ♪ 殆どの皆さんは、まだ、本当に治療すべきところを治療してないのですから、治らないのが当然なんです♪」・・・爽やかに、あっさり♪♪

そもそも、人間の身体には、400とも600とも言われる筋肉があるそうです。それら全ての筋肉に触れられる筈がない!つまり、触ろうとしても(治療しようとしても)直接触れることの出来ない筋肉が沢山あるのです。これらを触らずして、痛みや炎症・張りが取れるはずはありません。
大抵の人が、上っ面の(いえ、外側の)筋肉だけに治療を施されて、効果を感じることなく日々を過ごしてきたのです。本来は、炎症を起こして痛みの原因となっている筋肉が外から触れることの出来ない位置にあるならば、その原因となっている筋肉を治療しなければなりません。
高林はりきゅう接骨院では、そこに電気治療を施すのですが、症状によってどんな周波数の電流をどれだけ流すかがポイントになるのだそうです。良くある大型の低周波治療器は、時代遅れの、見た目の安心感だけを与える見せ掛けの治療でしかないというのが、今や欧米諸国の常識だそうです。

高林孝光さんのこんな一言で、なるほど!と感じたのですが・・・、
「順番待ちの間に何も訊かないで、ひとまず低周波治療器をかけさせる治療院は注意してください。心臓にペースメーカーが入っている人や、身体にボルトが入っている人には危険です。誰でも、整体やカイロプラクティックの治療院を開くことは可能です。しかし、国家資格の必要なはり師・きゅう師・柔道整復師は、専門の勉強をしなければなれません。自分の身体を任せられる相手かどうか、見極めてください。」

実は、この高林先生ってば、松田聖子さんのバックダンサーさんがアリーナツアー開始の前日リハでぎっくり腰の為に動けなくなった時に、さいたまアリーナまで呼ばれて駆けつけたのですって(*^^)v この時の1時間ほどの治療で、ダンサーさんはツアーを乗り切ったといいますから、高林孝光さんの理論に裏づけされた治療の効果が証明されたと言えますね。

患者さんには、スポーツに打ち込む子どもたちや、プロアマ問わないアスリート・ダンサー、そしておじいちゃんおばあちゃんから寝たきりの方まで・・・。お話を伺っていると、これだけ筋肉の勉強をした日本人はいないかも知れないと自分で思うくらい勉強しましたと仰る、熱い情熱家なんです♪ 見た目は爽やか青年なんですが、とても熱い!!日本に腰痛患者がいなくなれば嬉しいと、本当に思っていらっしゃる!!・・・勿論、腰痛だけではなく、肩こりも膝の痛みも、スポーツでの故障も・・・

とにかく、海外からも患者さんがみえるという高林はりきゅう接骨院、皆さん治療の旅の終点になるかもしれませんよ。先ずは、「慢性腰痛は3日で治る」(幻冬舎)を読んでみてください。通えない方の為のストレッチも解りやすく解説されています。

高林はりきゅう接骨院のホームページはこちら・・・

 http://www.hiza2.com/

 


未曾有の震災から1年。正に、激動の1年でした。
ご両親を津波で亡くされた方が、3月11日を被災地で過ごして東京に戻って来られました。町ごとすっかりと無くなってしまった故郷の、ご両親が遺体で見つかったそれぞれの場所に花を手向け、地震が起こった時刻には、家があった場所に佇んで黙祷を捧げたそうです。
「皆、考えることは一緒なのね。沢山の方々が、家があった場所に立っているの。建物が何も無いから視界を遮るものが無くて、あちらもこちらもそちらも向こうも・・・何も無いところに、人がただ立っているのが見渡せるの・・・。」
「この1年、生きる意義とか意味とかを一生懸命に考えてきたのだけど、ただ生かされているんだって解った。何のために生きていこうかなんていう事は関係ない、ただ生かされているんだと思ったら、胸がすぅ~っとラクになった。」

本当に、被災者の方々、遺族の方々の悲しみは想像するしかありません。想いを馳せながら、何かを学んで生きたいと思います。

さて、数年ぶりに、栄養医学研究所・所長:佐藤章夫さんにお話を伺いました。放射能汚染も踏まえて、体の中に取り込んでしまったものをデトックスする方法について、お話いただきました。

先ず、皆さんは歯に金属の詰め物をするという虫歯治療を受けたことはありませんか?
それは、いつのことでしたか? もしも、10年以上前に受けた治療で、金属の詰め物・アマルガムを使用していたなら、水銀が身体に悪い影響を及ぼしているかもしれないのだそうです。アマルガム中の水銀は、熱いお茶を飲んだり熱いものを食べたりしただけで、水銀蒸気となって体内に放出されるのだそうです。これは、アルツハイマー・多発性硬化症・筋萎縮性側索硬化症などとの因果関係が疑われています。ですから、最近では、水銀未使用の詰め物が主流になっているそうです。10年以上前に治療した金属の詰め物に関しては、水銀が使われている可能性があります。

又、予防接種のワクチンにも、水銀が使われているものがあるんですよ!チメロサールという水銀化合物は、ワクチンの保存料として添加されています。インフルエンザ・ジフテリア・破傷風・百日咳・日本脳炎などのワクチンに水銀が使われているのです。子供の自閉症が増えていることと、打つべきワクチンが増えてきたことに何らかの関連性があることが疑われています。そこで、出来るだけチメロサールの使用を減少させていくよう、WHOは提案しているそうです。
実際に、チメロサール未使用のワクチンも作られています。例えば、インフルエンザのワクチンを受ける前に、お宅のワクチンにはチメロサールが使われていますか?チメロサール・フリーのワクチンはありますか?と、病院に問い合わせてみてはいかがでしょうか? (一般的に、こうした意識が高まっていることを、医療の現場でも実感してもらうことが大事なのではないでしょうか??)

知らず知らずのうちに、私たちは身体の中に取り入れたくないものを招きいれ、蓄積させているのが現状です。
では、どうすれば良いのでしょうか?
入れたら、出す!!実に単純です。身体の中から、重金属を排泄してくれる優秀な食材があります!
ニンニク・キャベツ・ブロッコリー・芽キャベツ・青ねぎ・玉ねぎ・・・これ等には、デトックスに必要なイオウが、含まれているのだそうです。それから、パクチーも優秀な食材だそうです。ちょっと苦手と言う方もいらっしゃいますよね!?でも、とても強力な存在だそうです。苦手意識を克服して、パクチーを度々メニューに取り入れてみましょう。

ところで、上記の様な食材をふんだんに取り入れた食卓に向かっても、きちんと消化吸収できる体でなければ、折角の栄養素も体内を通過するだけに終わってしまいます。直ぐに排泄・・・。
食べたものは、ゆっくりと消化され、十分に吸収されなければ、その効能を発揮することは出来ないのです。その為には、きちんとお腹を空かせ、五感をフルに働かせて食卓に向かうことが望まれます。美味しそう~♪という期待感で身体の中は消化液で満たされます。そこに満を持してやってきた食べ物は、丁寧に分解・消化され、やがて吸収されるのです。時間になったから、何でもいいから口にする、何かをしながら口にする、機械的に口にする・・・これでは、栄養素を効率よく使う準備ができません。
佐藤章夫さんは、家族で食卓を囲み、楽しく味わって旬の美味しいものを頂くことの大切さを説いていらっしゃいます。つまり、身体に必要な栄養素についての知識だけを得ても、問題は食事以前にあるのではないかと・・・。

いかがですか?

栄養医学研究所のホームページは、こちらです。
http://www.nutweb.sakura.ne.jp/

佐藤章夫さんのブログは、こちらです。
http://nutmed.exblog.jp/

放射能から身を守るお話が、2011年5月
解毒については、2011年6月に特集されています。

私のホームページでも健康取材記で、過去に伺った内容を記しています。
http://report.seiko-masuoka.net/?cid=19817

又、放射能に汚染された食材については、ネットラジオ専用サイトで、佐藤章夫さんのインタビューの一部を聴いて頂くことができます。
http://seiko-masuoka.seesaa.net/article/257030918.html

 


[健康取材記の更新を怠っていました。ご報告すべき取材が溜まっていて・・・あ~ぁ、どうしましょう!!
とりあえず、最新の取材報告から・・・と書きかけて、早数週間・・・ガンバリマス。]

一日一日、私たちは否が応でも老化していくわけですが、出来れば、身体の機能も見た目も若々しくありたい!!エイジング(老化)とかアンチエイジングという言葉を耳にするようになって久しいですね。同時に、様々な健康法やサプリメントが繰り返しブームになったりもしています。
ラジオの健康番組を長年やってきて常に感じてきたことのひとつに、そう簡単にサプリメントに頼ってよいのだろうか!?サプリメントが必要なタイミングって、もう少し限られているのでは??という思いがあります。本来、必要な栄養素は普段の食事から摂るべきものであり、薬ほどではないにしろ高濃度の栄養素を一挙に身体に投入したのでは、肝臓に負担がかかってくる筈・・・。だからこそ、私は食事に拘る医師の言葉に耳を傾けたいと考えています。

さぁ、そこで今回、お話を伺ったのは、「スーパーの食料品売り場で手に入れる最強のアンチエイジング・フード13種」(健康ジャーナル社)をお書きになった産婦人科医の別所健史(べっしょたけふみ)さんです。
では、以下、伺ったお話をまとめてみましょう。

そもそも、生きていくために酸素を利用する時に体内で必ず発生するのが、活性酸素。この活性酸素は、ウイルスなどの外敵から守ってくれるという役割も果たしている一方で、大量に発生してしまうと私たちの処理能力を超えてしまって、酸化ストレスを引き起こしてしまう。(しかもこの処理能力は、年と共に衰えてくるのだそうです。)そうすると、どうなるのでしょう?例えば、各細胞のタンパク質、糖質、脂肪、DNAなどが酸化してしまうと癌、糖尿病、アレルギー、心臓病、動脈硬化症、アルツハイマー病、白内障、緑内障、パーキンソン病、加齢黄斑変性、月経困難症、不妊症、シミ・シワなどの老化現象・・・・などに関わってくるというのです。
となると、活性酸素を大量発生させない!発生しても処理できるように仕向けることが大切になってきますね。
では、どうすれば良いのでしょう!?

先ず、どんな状況が活性酸素を大量発生させるかを知っておかなければなりません。
驚いたことに、身体を動かせば良いというものでもないのですね。激しい運動は、大量の酸素を必要としますので、その分、活性酸素を大量に生み出してしまうのだそうです。また、紫外線、公害、排気ガス、タバコ、古い油で揚げた揚げ物、仕事や人間関係でのストレス、過度の飲酒・・・誰にでも降りかかってきそうなこうした原因で、活性酸素が大量に生み出されるのだそうです。
ですから、避けられるものは避ける!!逃げられるなら、活性酸素の発生から逃げる!!大事なポイントとなりそうですね。

とはいえ、真剣にスポーツに取り組んでいる人、仕事の環境を早々に変えられない人・・・逃げるわけにもいかない状況は沢山あるでしょう。ならば、発生した余分な活性酸素を処理する能力を高めれば良いわけです。それには、抗酸化物質を沢山含んだ食物を食べれば良いのです!!いわゆる、アンチエイジング・フード!!つまり、酸化ストレスを取り除いてくれる酵素が力を十分に発揮できるように必要なビタミン・ミネラルを沢山含んだ食物を食べれば良いのです!!
抗酸化作用を持つ栄養素の代表格にビタミンCがあります。スポーツの後にレモン・・なんて、本当に理に叶っているんですね。普段なら酸っぱいレモンも汗をかいた後には美味しいし、揚げ物にレモンを絞るとさっぱりと食べられる・・・身体が欲しているからこそ美味しいと感じるのだと思うと、身体の創りの巧妙さが神秘的にさえ思えてきます。

アンチエイジングのスーパーフード・top13として、野菜・果物・オリーブオイル・チョコレート・豆類・ナッツ・穀類・水・魚・ガーリック・酢・ワイン・海藻があげられています。
チョコレート?良いの??と、思った方がいらっしゃいませんか!?そうなんです。カカオに含まれるポリフェノールがとっても素晴らしいらしいのです。が!、ご存知のように糖分が多量に含まれています。1日一口程度という註釈付きです。

・・・・というように、細かい注意点がありますので、是非、別所先生の本を読んでみてください。高価な健康食品やサプリメントではなく、毎日の食事、スーパーで手に入る食材でできる老化対策のヒントがふんだんに書き込まれています。
やっぱり、一日でも長く健康でいたいし、若々しくいたいですものね♪

 


新潟大学大学院医歯学総合研究科・安保徹教授に、お電話でお話を伺いました!
「免疫革命」「ガンと生きる4つの法則」など、本屋さんの健康コーナーにはそれはもう沢山の著書が並んでいます。
・・・いつの間にお書きになるのだろう・・・?

さて、安保先生には、過去にも2度ほどお電話で、実際に講演会場でお会いしてお話を伺ったこともありますが、気圧と身体の不調の関連性について伺うにつけ、人間の身体は自然の一部なのだなぁと思わないではいられなくなるのです。
雨の日が続くと、昔の古傷が痛んだり、体調が悪くなったり・・・反対に、お天気が良すぎると興奮しすぎる傾向にある、心臓に負担が掛かる人もいるとか・・・。これらが、気圧に関係しているのだそうです。
高気圧だと、酸素の量が多くなる。濃い酸素を吸って、ウキウキ元気になる!
低気圧だと、空気が薄くなり、つまり酸素が少なくなって気持ちが塞がる!
血中酸素濃度が変わるわけではないのだそうですが、高気圧と低気圧では、5%ほど空気の量の差があるそうですから、身体に吸い込む酸素濃度が違うわけです。酸素が多いと、交感神経が刺激されて活発に、少ないと副交感神経が刺激されてゆったり・・・度が過ぎるとしょんぼり。

お天気は、気分や体調だけでなく長生きにも影響するのだそうです。
例えば・・・秋田・新潟といった日本海側の鉛色の空の下では、太陽光を塞ぎ低気圧が続くと自殺率が高くなる!今、悲しいのは、出来事のせいではなくお天気のせいだと思って是非、乗り越えて!!
沖縄は、暖かくて上昇気流を生むので酸素が薄い。冷えの心配の無い、のんびりとしたここは、女性の長寿で有名♪
長野は、寒くて空気の薄い高知。男性の長寿が際立ちます。

いかがですか?
調子が悪いのは、なぁ~んだ、お天気のせいなのか!?そんな風に大きく構えていられると、確かに安寧でいられそうです。考え方一つで、バイタルサインに一喜一憂しなくなり、やがては本当に数値も落ち着いて来るのではないかしら?(笑) 安保先生のお話を伺っていると、病気への向き合い方って、そんなもので良いのかもしれないと思えてきます。
しかも、安保先生ご自身の声で伺うと、大らかな気持ちになれるので不思議なのです。・・・・その内、音声での安保先生のコメントを、インターネットラジオ専用サイトの方でご紹介する予定です。その折には、ちゃんとご案内しますね。しばらくお待ちください♪

ネットラジオ専用サイトで、安保徹先生のインタビューの一部を聴いていただけるようにしました♪

 http://seiko-masuoka.seesaa.net/article/253650953.html


公認スポーツ栄養士、管理栄養士、そして健康運動指導士でいらっしゃるこばたてるみさんに、お話を伺いました!
Jリーグ・清水エスパルスやオリンピック代表選手の栄養指導など、プロのアスリートの食生活に関わるカウンセリングはもとより、スポーツをする子供達のための栄養や、ここぞという時に実力を発揮するための食事など、目的を持った栄養摂取やメニューの提案をするこばたさん!
それはそれは優しい声で、とっても丁寧にお話くださるのです。名だたる選手たちも、思うように身体が反応しなかったり、身体が作れなかったりした時、こばたさんに相談すると、どんなに癒されることでしょう♪♪

 「食」という字は、人を良くする!と書きますね!?良いものを良いタイミングで良い量だけ食べると、人を良くするんですよ!・・・なるほど♪
こばたさんによると、スポーツの種類によっても、状況によっても、人によっても、今!食べるべきものは違うのだそうです。つまり、同じ競技に取り組んでいても、子供と大人では摂る栄養量が違うし、試合までに身体を作っていく時期、試合前日にふさわしいメニュー、試合2~3時間前に摂る栄養、試合後に摂りたい栄養、怪我をした時に相応しいメニュー・・・と、本当に、人によって状況によって摂るべき栄養素や栄養量が違うのです。
こうしたスポーツ栄養学が日本に定着し始めたのは、ソウルオリンピック以降だと言われているそうです。選手たちが試合前に食に関する間違った選択をしたために、身体に負担をかけたりエネルギーが不足したりなど、実力を発揮できないまま、ベストのコンディションに高められないまま本番を終えてしまうことがどれだけあったことか・・・。食とスポーツは、物凄く強いつながりを持っているのです!!
いまや、食にこだわるアスリートが増えてきたとは言うものの、まだまだ食に関する興味が低いのも現状。こばたさん達は、啓蒙活動に忙しく全国を飛び回っていらっしゃいます。ちなみに、公認スポーツ栄養士の資格を持っているのは、全国で50人ほどなのだそうです。

こばたさんに聞いてみました!例えば、サッカーの試合当日のお子さんに、どんな朝食を用意すれば良いのでしょうか?
ずばり! ご飯納豆ネギあさつきを加える)・かぼちゃの煮物お味噌汁オレンジヨーグルト!!
ご飯やかぼちゃは、エネルギー源としての糖質で、これは一番大切な栄養素!
糖質をエネルギーに変えるには、ビタミンB₁が必要ですが、これが納豆に含まれており、この作用を効率よくするために必要なアリシンがネギやあさつきに含まれています。
オレンジに含まれるビタミンCには、抗ストレス作用があり、緊張感に打ち勝つために絶対必要な栄養素!!
いかがですか?実は、スポーツの試合だけでなく、試験の日の朝食にもぴったりなメニューなのだと、こばたさんが仰ってました。なるほど♪なるほど♪ 何でも、食べればよいというものではないのですね?

このように、しっかりと目的を持って食べるメニューが、目的別に98パターンも提案されている本があります!!
こばたてるみさんの著書・「スポーツ栄養士のキッチンから」(日本医療企画)
スポーツ少年のお母さん、ジョギングやウォーキングを始めたアマチュアアスリートの方、もちろんプロのスポーツ選手や、そのご家族・・・どうぞ、ご参考になさってください。彩り鮮やかな写真がいっぱいです。
食べたものが身体を作り、その身体で結果を出すスポーツ、食事が大事だということが良く分かります。

こばたてるみさんのホームページはこちらです。・・・
http://www.shoku-sports.jp/

 


アンチダイエットの夏目祭子さんが、新しい本を出しました♪
その名も「食欲フリーDiet―カラダの声を聞いてキレイになる」(WAVE出版)
正しい食事が素敵なダイエットに通じるという、ダイエットの本質を説く本なのに、・・・(笑)それはそれは美味しいそうな、指でペロンとクリームをすくって口に運びたくなるようなイチゴショートケーキの表紙♪ 表紙を一枚めくると、まるで包装紙のような可愛い赤い水玉模様の紙が・・・(笑)…本当に、私の知っている祭子さんのキュートなイメージそのものの可愛らしい本です♪

でも、こともあろうにダイエット本の表紙にケーキ??

それが、祭子さんの説く、本当の食欲に従えば自然と痩せる!無理をして我慢することが一番ナンセンス!というダイエット理論の本質なんですね。ダイエットをしているからと言って、食べたい物を我慢する必要はないのです。満足するまで食べたら、それ以上は目の前にあっても食べたいという欲求は起こらないハズ!
むしろ、我慢をしていると太りやすい体質になってしまう。実際に、脂肪や栄養を溜め込んでしまうシフトに変ってしまう!!
睡眠を十分にとることも大事なのだそうです。睡眠不足が続く生活をしていると、消耗してやせ衰えていく・・・と考えがちですが、身体は生きていくために起動します。そんな生活が続く身体だからこそ、守りのシフトにチェンジするのだそうです。つまり、栄養を溜め込む身体に・・・。

本当の食欲は、身体が求めているサイン!!だから、身体が欲しているものを、美味しく楽しんで食べることが、理想の身体を作ることにつながるのです。食べることに罪悪感を感じていては、これまた身体を守るシフトに変って、溜め込んでしまいます。
ただし、本当の食欲に従うべき!ここがポイントです!!本当の食欲ではない、見せかけの食欲もあるから・・・。この、見せかけの食欲に従ったら・・・・想像したくもない、恐ろしいことになります(笑)
この、本物か見せかけかの見分けが大切なんですね♪

ストレス解消の捌け口を食欲で解消しようとしてはいませんか?
もしかして、お水を口に含むだけで落ち着く食欲かもしれません!
ゆっくり、少しだけ味わって食べれば、十分満足する食欲かもしれませんね!?

このように、自分の体に耳を傾けながら、自分の体に向き合っていきましょうと、祭子さんが語りかけてくれます。
是非、一度、読んでみてください♪

ちなみに、バレエにのめり込んでいる中1の娘が見つけて、物凄い勢いで読んでいました♪ 「この本、ちょうだい♪♪」 にっこり笑って彼女が言ったのは、言うまでもありません。

夏目祭子さんのホームページ
http://www15.ocn.ne.jp/~antidiet/

 


先程、ネットラジオ専用サイト「増岡聖子の聴きたい♪言いたい♪♪」に、つぶつぶクリエーター:ゆみこさんのインタビュー③をアップしました!

http://seiko-masuoka.seesaa.net/

今年も、息子と2人で原爆投下時刻に黙祷を捧げました。
昨日までのバレエコンクールで疲れきっていた娘は、起きられませんでした。
きっと、息子は、3歳になる直前に亡くなった祖父、私の父を想って祈りを捧げていたに違いありません。娘は、生後43日でしたから、祖父の記憶がないのは当然ですが、息子が生まれた時には植物状態になっていましたので、彼にも、目覚めているのかどうかも判らないベッドに横たわる祖父の記憶しか無いのです。

私の父は、広島に原爆が投下された直後に迎えに来た母親(私の祖母です。)に連れられて、疎開先から広島市内に戻りました。祖母は市内中心部で被曝し、直ぐに延々歩いて迎えに行ったと言いますから、子供だった父は2日後か3日後には市内入りをしていることになります。
非常事態だと察して子供を身近に置きたいと考えた祖母、疎開先の寺に誰よりも先に母親が迎えに来てくれたと喜んだ父・・・結果、それが皮肉にも仇になるわけですが、広島入りした父は、被曝することになります。今思えば、低線量被曝ですね。若い時から、甲状腺異常による心臓病を患い、不整脈に苦しんでいました。
59才で脳梗塞・・・心臓にできていた血栓が脳に飛んだ訳です。1ヶ月おきの3度の発作で、父は何もわからなくなり、4年半もベッドの上で眠っていました。孫の誕生も知らないままです。

そもそも、ヒロシマに生まれ育った私は、事ある毎に平和教育を受けて育ちました。学校でも地域でも・・・。ハチロク(8月6日)が近づくと、街は祈りの色が濃くなります。親戚にも被爆者が沢山いますので、当時の様子を生の声で聞いて疑似体験をしてきました。
でも、東京で生まれた息子達は、意識的に提供しないとそんな環境に身をおくことが出来ません。それで、毎年、夏休みの自由研究に原爆や平和についてレポートすることを強要してきました。我が家では、must!!やりたい他のテーマがあるなら、それもやって良し!!でも、平和研究をしてから!!(笑)

息子は、高校進学に際し、少し変わった選択をしました。彼なりに、平和に取り組んだ結果なのでしょう。進学に伴って寮生活が始まりました。初めての夏休みで、昨日から家に帰ってきています。最初に迎えた朝、揃って黙祷を捧げたのです。

誰もが健康で、屈託の無い笑顔で過ごせることが理想です。
今できることを探しました♪ それが、私にとって、遠慮なく専門家に聞いてお知らせできる場・制限無く情報提供できる場の整備ですっ!!
「増岡聖子の聴きたい♪言いたい♪♪」
今となっては、ラジオ電波の番組ではナカナカ取り上げられなくなった問題について、取材活動をしていくつもりです。どうぞ、いつまでもお付き合いくださいませ♪

ヒロシマの大切な日に寄せて・・・・聖子