25年前に起こったチェルノブイリ原発事故の影響を未だに受けている子供達がいるということを、皆さんはご存知でしたか?
「当時の子供達は、既に大人になっているでしょう!?」
「二世三世に、どんな影響が??」
・・・そんな声が聞こえてきます。まだまだチェルノブイリの原発事故は続いているのだと、はっきりと認識している人が、一体どれくらいいらっしゃるでしょう?
恥ずかしながら、私は、これまで知ろうともしなかった者の1人です。
NPO法人チェルノブイリへのかけはしは、19年前から、毎年、夏休みの1ヶ月間、チェルノブイリの子供たちを日本に迎えて、放射能の危険のない土地で安全な食事と時間を提供するという活動を行ってきたのだそうです。代表・野呂美加さんにお話を伺いました。
そうです!チェルノブイリの子供達は、未だに放射能の危険に晒されて生活しているのだそうです。立ち入り禁止区域だけでなく、汚染された広大な地域が沢山有り、情報隠蔽や情報操作により正しい知識と対策のないまま、今も尚、放射線を浴びながら人々が暮らし続けるという現実があるのだそうです。汚染された土地に植えられた作物を食べ、内部被曝を受け続けながら子供達が暮らしている現状があるのだそうです。
低線量であるなら、さほど怖がる必要はない!かのように囁かれたりもしていますが、徐々に徐々に抵抗力が落ちていく・・・免疫力や体力や精神力が、ただ暮らしているだけで落ちていくのです。未来ある子供達にとって、
そんな理不尽なことがあるでしょうか?将来的に、どのような症状に繋がるかが解らないのです。
頭痛・めまい・鼻血・吐き気・嘔吐・精神不安・関節の痛み・集中力の低下・肝臓排尿膀胱トラブル・皮膚のトラブル・突然の眠気・突然の脱力・咳・・・・上げるときりの無いほどの症状が被曝の影響として考えられています。
今の福島と、今の日本と重ね合わせてみると、野呂美加さん達が、子供達を守らなければならないと奔走されている重大さが良く解ります。
野呂さんは、絶望だけを声高に叫んでいらっしゃるわけではありません。
望みもあるのです!希望も未来もあるのです!!
だって、体内に放射性物質を取り込んでしまったチェルノブイリの子供達が、1ヶ月間の日本滞在で、きれいに体から放射能が抜けて気力も元気も取り戻して帰っていくというのですから♪つまり、汚染されていない食べ物、取り込んだ放射性物質を排泄する力を持った食べ物を食べること、楽しい時間を過ごし、安心して充分な睡眠をとる事で、代謝機能が高まり、元気な身体になるというのです。
ペクチンを多く含んだバナナやりんご、桃などの果物を食べることで、放射性物質が排泄されるそうです。また、生の果物を摂れば、生きた酵素を摂ることができるので好都合です。(酵素栄養学については、前の記事で触れています。)
まさに、東北や関東の子供達に必要な対策ではないでしょうか!?
今年は、チェルノブイリの子供達を日本に呼ぶことが出来なくなってしまいました。安心して療養できる国ではなくなったのです。
野呂さんは、今、日本中を飛び回っています。小さなお子さんを抱えて不安に押し潰されそうになっているお母さんや、反対に、放射能について未だに無関心な方々に、これまで見聞きしてきた事実を伝えるという活動に力を注いでいらっしゃいます。
また、今年の夏は、福島の子供達を北海道に受け入れて療養してもらおうという計画が進行中だそうです。イタリアからも、療養にと受け入れの申し出があるそうです。
これまでの活動は、並大抵の努力ではなかったと思いますが、皮肉にも、その知識を日本の子供達に活用する時が来るなんて・・・。野呂さんの心の内は計り知れませんが、さぞ残念な想いを抱いていらっしゃるに違いありません。でも、「ベラルーシのお母さん達のように、甘いとろけるような言葉で我が子を褒め称える・・・そんな愛情が子供を支えていると思うの」「愛する気持ちや感謝する気持ちが、絶対に救いになるから」そんな言葉が沢山飛び出す野呂さんの愛が、また、沢山の子育て中のお母さん達に勇気を与えているに違いありません。
NPO法人チェルノブイリへのかけはしのHPはこちらです!
http://www.kakehashi.or.jp/
とても為になる情報が沢山あります。
是非、覗いてみてください。
追記
野呂美加さんを取材した際の音声を聴いていただけるようにしました!
こちらのサイトでどうぞ♪
http://seiko-masuoka.seesaa.net/